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インスピレーションも沸き起こす魅力も兼ね備えた『スガハラ』ブランド
『UN GRAIN』がある場所の近隣には、飲食店やカフェ、セレクトショップや雑貨屋さんなども多くあります。ここ数年は、ご近所の店舗さんと一緒に地域活性の活動もしてきており、そのお付き合いから色々と発展をすることもあります。
今回紹介するのは、今でもお付き合いが続いている『スガハラ』さんの器類をご紹介いたします。『スガハラ』さんは千葉県九十九里に工場を持ち、工場では実際にガラスの「熱さ」や「やわらかさ」を感じることができる、ガラス制作体験教室も行っています。実店舗も全国にあり、青山にある「スガハラショップ 青山」はフラッグシップショップで、カフェも併設されています。
『スガハラ』さんの器類は、普通のガラス製品よりも優しさや温かさなど、ガラスの持つ魅力をより実感することができます。『UN GRAIN』ではシェフズテーブルでお皿を使用しています。
お菓子を生み出す際には、器からもインスピレーションを受けることもあり、工房で職人の方が丁寧にガラスからお皿やコップなどを生み出す工程を拝見したことも、とても勉強になりました。
実際に『UN GRAIN』のスタッフと一緒に体験したり工房を見学したりしました。職人さんにお会いしお話を聞いたことによって、より愛着もわいてきます。私以外でも、お客様から質問をされても答えることができるようになりますし、我々パティシエも盛り付けなどをする際にも見せ方やお客様に食べていただく際の向きなどにも今まで以上に気にかけるようになりました。
せっかくなら、自宅などでお菓子を楽しむ際も器などに気を使ってよりその空間を楽しんでみることも、おススメいたします。
※掲載情報は 2019/01/15 時点のものとなります。
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キュレーター情報
パティシエ
金井史章
埼玉県出身。1998年に国立辻製菓専門カレッジ卒業後に、株式会社ビゴ東京へ入社し研鑽を積む。
2009年に渡仏し、三ツ星レストラン「レストラン ギイ・サヴォア パリ」に入社し、世界各国からセレブリティが訪れる環境で、上質なデセールを学ぶ。
また、在籍中には同グループの一ツ星レストラン「ル・シベルタ」でシェフ パティシエ代理を務める。
2011年に帰国後、アラン・デュカス・エンタープライズ系列の東京・青山のビストロ「ブノワ」にシェフ パティシエとして入社し、2013年には共同著作として『デザート・バイブル』(ナツメ社)に参加。
2014年には南青山にある「UN GRAIN」にシェフ・パティシエとして就任。
2019年3月末日で「UN GRAIN」を退社し、独立のため準備を進めるほか、各地で講演会講師を務める。