記事詳細
いよいよ来週はクリスマス! 準備はもう万端でしょうか。日本のクリスマスにはスポンジケーキが欠かせませんが、実はこれ、日本独自の文化なのだそう。世界各国でもさまざまなクリスマスグルメがあるようです。今回は、クリスマスの習慣がある欧米各国を中心にクリスマスグルメをご紹介します。友達や家族、恋人など一緒に過ごす人の喜ぶ顔を思い浮かべて、準備からクリスマス気分を思いっきり楽しんじゃいましょう♪
1:ふわふわのスポンジケーキにたっぷりのクリームが定番!日本のクリスマスケーキ
世界でもクリスマスにケーキが欠かせない国もありますが、その種類が異なるようです。日本のクリスマスといえば、ふわふわのスポンジにクリームなどでデコレーションされたケーキを思い浮かべる方が多いでしょう。まだクリスマスがメジャーでないころに、大手ケーキ店がクリスマスケーキを販売したことに由来しているようです。
せっかくのクリスマスだから、気になるお店のケーキを楽しんでみてはいかがでしょう。こちらは、『パティシエ・シマ』のクリスマスケーキ。『タカナシミルク』のWEB SHOPでしか購入ができない、シュー生地を使ったフランス伝統菓子「パリブレスト」の真ん中にショートケーキを合わせたスペシャルなケーキです。
2:アタリとハズレが入っている! ゲーム感覚で楽しめるポルトガルの王様ケーキ
ポルトガルでは、「ボーロ・レイ」(王様のケーキ)と呼ばれるケーキをクリスマスイブから新年1月6日の王様の日にかけて食べます。ナッツやドライフルーツがふんだんに使われたとてもカラフルな円形のケーキで、ケーキの中に“ブリンデ”という指輪(アタリ)と“ファヴァ”というそらまめ(ハズレ)が入っています。アタリを引いた人はその日から1年間を幸福に、ハズレを引いた人は来年のボーロ・レイを準備する係になるのだそう。
3:じっくりと深まる味わいに酔いしれる! 4週間楽しむドイツの「シュトレン」
ドイツのクリスマスには、「シュトレン」と呼ばれるラム酒などに浸けておいたドライフルーツとナッツをたっぷりのバターと一緒に練りこんで焼いたパンを食べるのが一般的です。シュトレンは“アドベント(待降節)”と呼ばれるクリスマス4週間前からクリスマスまでに少しずつスライスして食べます。ドライフルーツやナッツの甘みが徐々にパンに浸透していくので、作ってから時間がたつほど味に深みが出てきます。
4:青い炎に包まれる! 伝統的な習慣が盛りだくさんな英国の「クリスマスプディング」
家族が集まってお祝いをする大切な日である英国のクリスマスのメインイベントは、家族でテーブルを囲んで食べるクリスマスディナーです。「クリスマスプディング」は、その締めくくりに欠かせないデザートで、準備段階からたくさんお伝統的な習慣があります。食べる直前にラム酒やブランデーをかけて火をつけ、青い炎が上がった幻想的な雰囲気に包まれます。濃厚なブランデーバターを添えて、召し上がれ。
5:1年間の収穫とお世話になった人への感謝が詰まったアメリカの「七面鳥」
アメリカやカナダで欠かせないクリスマスグルメといえば「七面鳥(ターキー)」の丸焼き。クリスマスだけでなく感謝祭(サンクスギビングデー)の食卓に欠かせないごちそうでもあります。アメリカの古典的なレシピは、野生の七面鳥を使い、とうもろこしパンを詰めて、炒った栗とオレンジで風味をつけたクランベリーのシロップ煮を添えるというもの。マッシュポテトやアップルパイ、かぼちゃパイなどが一緒に食卓に並べば完璧です。
6:イブの前日に親子で作る伝統! ノルウェーの「ジンジャーブレッドハウス」
ノルウェーではクリスマスツリーの飾り付けをするのはクリスマスイブの前日。リトル・クリスマスイブと呼ばれる日に作られるのが「ジンジャーブレッドハウス」で、家で親と子供たちで作るのが伝統となっています。このクリスマス名物は地域ごとでさまざまな名前があり、ノルウェー西岸にある都市ベルゲンでは、毎年お披露目会が行われます。子供たちが作った数百個のジンジャーブレッドハウスが並ぶ光景は壮観ですよ。
7:マリー・アントワネットも愛した!三日月型のウィーン菓子「ヴァニラキプフェル」
オーストリアにはクリスマスの時期に食べるさまざまな焼き菓子があります。そのひとつにマリー・アントワネットが愛したと言われている、バター、粉糖、アーモンドパウダー、小麦粉にヴァニラビーンズを加えて作られる「ヴァニラキプフェル」があります。粉雪のような砂糖を表面にまぶした三日月の形をしたウィーン伝統のバニラクッキーで、サクサクとした食感と合わせて、クリスマスの雰囲気も楽しめる上品なお菓子です。
8:フランス・アルザス地方でクリスマスシーズンに少しずつ食べ進める「ベラベッカ」
フランスのアルザス地方に伝わる伝統菓子「ベラベッカ」。クリスマスシーズンに食べられるお菓子で、洋ナシやレーズンなどのドライフルーツを洋酒に漬け込み、アーモンドなどナッツ類と一緒に焼き上げています。「シュトーレン」のように少しずつ切り分けて食べ、こちらも日が経つにつれ味わいが変化するため食べ飽きないのが特徴です。日本では、東京・用賀にある『Ryoura』で、小ぶりながらも本格的な「ベラベッカ」が楽しめます。
※掲載情報は 2018/12/23 時点のものとなります。
- 5
キュレーター情報
ippin編集部のお取り寄せ
"あの人の「美味しい」に出会う"ippinの編集部おすすめのおとりよせ情報を配信中。
全国の厳選されたグルメ・食品、レストランメニューをお取り寄せできるショッピングサイト「ぐるすぐり」のおすすめから、心惹かれるグルメをピックアップしご紹介しています。