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柔らかい果肉としっかりとした香りをもつ洋ナシを原料に使用した「セミドライ ポワール」
前回紹介をした「シュトーレン」のように、この時期にしか食べられないお菓子になくてはならない材料を紹介いたします。
2回目に紹介するのは、フランス・アルザス地方に伝わるクリスマスを代表するお菓子「ベラベッカ」です。
「ベラベッカ」は洋ナシのパンという意味のため、洋ナシを中心に多くの種類のドライフルーツやナッツが使われ、ぎっしり詰まった、食べ応えも十分に味わえます。こちらも「シュトーレン」と同様に色々なお店で販売されていますが、今年からお店『エクラデジュール』でも販売を開始予定です。
その際にこだわって探したのが、洋梨です。フレッシュな洋ナシやドライフルーツの洋ナシなど様々な洋ナシがありますが、セミドライの洋ナシを使おうと思って探したのが、今回紹介する『メゾン・ルカディル』の「セミドライ ポワール」です。
『メゾン・ルカディル』は、1890年創業の老舗ドライフルーツメーカーで、フルーツ本来の味と香りを損なわない伝統製法を守っているそうです。
柔らかい果肉としっかりとした香りをもつ洋ナシを原料に使用し、洋ナシ特有のねっとりとした食感と爽やかで凝縮した旨みを味わうことができます。そのまま食べても美味しいですが、他のフルーツと一緒に漬け込み他の素材と焼き上げると、食感の良さと旨味も増して美味しさも引き立ちます。
こちらも売り切れたら追加などはなく終了になりますので、この季節にしか味わえない「ベラベッカ」、食べてみてはいかがでしょうか。
※掲載情報は 2018/12/18 時点のものとなります。
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キュレーター情報
Eclat des Jours オーナーパティシエ
中山洋平
1979年東京都出身。
ホテル日航東京などを経て渡仏し、パトリック・シュバロ(オート・サヴォワ)、アルノー・デルモンテ(パリ)で修行を行う。
帰国後、銀座菓楽(銀座)、ルエールサンク(京橋)のシェフパティシエを務め、2014年9月にオーナーシェフとして、パティスリー Eclat des Jours(エクラデジュール)をオープン。
製菓製パン業界の国内最大イベントジャパンケーキショーでは、大型工芸部門、連合会会長賞を受賞(優勝)他、各コンクールでも受賞歴多数。
オーナパティシエとしてお店に立つ傍ら、雑誌やTV、講習会などでも活動しています。