温泉旅行で楽しみなグルメ。旅館やホテルのごはんはもちろん、温泉街での食べ歩きも楽しみですよね。温泉で甘いものというと温泉まんじゅうを連想する方が多いかと思いますが、実は実力を秘めたスイーツが全国の温泉で注目されています。今回は全国の温泉スイーツをお届けします。行きたい温泉でスイーツを楽しむもよし、食べたいスイーツで行く温泉を選ぶもよし、温泉気分を自宅で楽しむもよし。新たな魅力を発見してみて。

美肌の湯で名高い、岡山県三大温泉のひとつ『湯郷温泉』。湯郷温泉にある旅館やホテルの女将さんたちが考えたスイーツが「湯郷美人 いちごぷりん」です。その名前の通り “美人を作る”がコンセプトになっており、ビタミンCが豊富ないちごや、タンパク質やミネラル、ビタミンが豊富に含まれる蒜山高原のジャージー牛を使用しています。卵黄が大きく卵白が濃厚な卵を使用することでプリンの味に深みを増しています。

ブランド名：美作農園

商品名：湯郷美人いちごぷりん・ぶどうぷりん・ほうじ茶ぷりん詰合せ（お取り寄せ可）

熱海温泉、別府温泉と並び日本三大温泉と称されてきた和歌山の『白浜温泉』は、歴史も古く日本三大古湯としても知られています。その温泉銘菓として有名なメーカー『福菱』では、地元人気が高い「かげろう」のほかに、関東で人気を集める「柚子もなか」も手がけています。和歌山の南部の平井の里で栽培される良質のゆずを使ったお菓子で、上品な香りと甘すぎない餡がふんわりと口の中に広がります。

ブランド名：福菱

商品名：柚子もなか　【12個入り】（お取り寄せ可）

昭和30年の創業以来、60年の時を超えて愛され続けている南伊豆下賀茂の老舗『扇屋製菓』。この地域では、下賀茂温泉などの温泉熱を利用して栽培される温泉メロンをつかったスイーツが親しまれていますが、モデルの扇田純さんのお気に入りが「メロン最中」です。メロンを模った最中の中には、上質なインゲン豆をベースにメロン果汁を配合した白あんがぎっしり。糖度の高い温室メロンの豊かな風味が堪能できるスイーツのひとつです。

ブランド名：扇屋製菓

商品名：メロン最中　【8個入り】（お取り寄せ可）

かつて日本のハワイとも称された、日本三大温泉のひとつ熱海温泉。熱海初のプリン専門店『熱海プリン』のプリンは、シンプルな素材で1つ1つ丁寧に手作りされた、やさしく懐かしい甘さの瓶入りプリン。熱海の吹き上げる源泉からヒントを得て、じっくりと蒸し上げられています。数量限定の「温泉玉子のっけプリン」など、現地でしか味わえないプリンも魅力的。どこかレトロな佇まいもまた温泉の旅情を誘います。

大人気となった格安温泉観光ホテルの火付け役とも言える『大江戸温泉物語 箕面温泉 箕面観光ホテル』。大阪平野1000万ドルの夜景が一望という規格外の温泉が楽しめる施設の名物土産が「箕面温泉炭酸せんべい」。丸い缶の中には丸い薄焼きのせんべいがギッシリと入り、1ミリほどの薄さのせんべいはパリッという心地よい感触。どこかさわやかさを感じさせる、ほんのりとした甘さがクセになります。

群馬県を代表する温泉地で、利根川上流の渓流沿いに佇む水上温泉。その温泉街に軒を連ねるチョコレート専門店『Bssa Nova』。こちらのチョコレートは、カカオ豆の栽培からクーベルチョコレートの製造まで、すべての工程において、オーガニックの基準に基づいたプロセスで作られています。一番人気は「ヴァレンシアオレンジ」。舌触りのよいチョコートのアロマと、甘酸っぱいオレンジのコントラストが楽しい一品です。

全国にその名を轟かせる大分県の別府温泉。その中でも昔ながらの湯の花小屋があり、あたりいっぱいに硫黄のにおいが立ち込める『明礬温泉』は、青磁色の温泉がわくことでも有名です。最近では地熱を利用したグルメが増えましたが、こちらの「地獄蒸しプリン」は昭和63年にスタート。苦味の効いたカラメルに甘みを抑えた硬めのプリンは濃厚でなつかしくなる味わい。まろやかさの秘密は硫黄分を含む高温の温泉噴気と言われています。