クリスマスのお供に「クリスマス島の塩」

クリスマスのお供に「クリスマス島の塩」

記事詳細


紹介している商品


ショーウィンドウや街路樹のディスプレイもクリスマス色に染まる時期を迎え、だんだんとクリスマス気分が盛り上がってきている方も多いのではないでしょうか。実は、塩にもクリスマスにぴったりのものがあるんです。それが、今回ご紹介する「クリスマス島の塩」です。
 
クリスマス島は、ハワイの南約2000kmに位置するキリバス共和国に属する島で、東京都の3分の1ほどの大きな珊瑚礁(世界一!)でできています。1777年のクリスマスイブに、キャプテンクックがこの島を発見し初上陸したことから、「クリスマス島」と名付けられました。日付変更線の一番東にあるため、世界で一番早くクリスマスを迎える島でもあります。

クリスマスのお供に「クリスマス島の塩」

赤道直下で日照時間が長く乾燥した気候で、島の近くで南極から流れてきた深層海流水が表層に向かって湧き上がっているため非常に清浄な海水が流れているという、まさに塩作りにはうってつけの環境です。その海水を塩田に引き入れて、太陽と風の力だけで濃縮・結晶したのが、「クリスマス島の塩」なのです。

 

海水を珊瑚礁でできた塩田に引き入れて、じっくり濃縮。そのあとさらに別の塩田に移して、さらにじっくり待ちます。まさに、原料も製法も自然任せ。3カ月ほど経つと、塩の結晶が塩田いっぱいにできあがり、いよいよ収穫です。収穫作業は、塩職人による手作業で行われ、燦々と照りつける太陽の下、広大な塩田の塩を専用の道具を使って突き崩しながら、塩の結晶を集めていきます。

クリスマスのお供に「クリスマス島の塩」

キリバス共和国は33の環礁(島)で構成される国ですが、国外に輸出するには、すべて首都のタラワまで運ぶ必要があります。クリスマス島からタラワまでの距離は、なんと3000km。できあがった塩は袋に詰められ、タラワを経由して日本へ。2カ月もの長い旅を経て、私たちの手元へ届きます。

 

こうしてできた塩は、すっきりとしたしょっぱさと爽やかな酸味があり、甘味も感じられますが、口の中にしつこく残らず、透明感のある余韻を感じます。

 

その味わいやコンセプトに魅了される一流の料理人も多く、フレンチ、イタリアン、和食、肉料理専門店、寿司、スイーツなど、ジャンルを問わず多くの飲食店で愛用されています。また、飲食店に留まらず、だしの老舗「にんべん」が日本橋にある「日本橋だし場」で出汁に塩を添えて提供していたり、飲料メーカーではクリスマスの定番「シャンメリー」にこの「クリスマス島の塩」を使用した「塩シャンメリー」を開発したりと、幅広く活用されています。

クリスマスのお供に「クリスマス島の塩」

今年のクリスマスは、素材の味を引き出してくれる「クリスマス島の塩」を使って、お料理をしてみませんか?特に乳製品や鶏肉との相性は抜群なので、クリスマスのチキンやクリームシチュー、ケーキの生クリームの隠し味にも最適です。お料理がぐっと美味しくなるのはもちろん、その由来を語れば、パーティーの会話が盛り上がること間違いなしです。

クリスマスのお供に「クリスマス島の塩」
紹介しているお店
クリスマス・アイランド21株式会社

※掲載情報は 2018/12/02 時点のものとなります。

  • 5
ブックマーク
-
ブックマーク
-
この記事が気に入ったらチェック!
クリスマスのお供に「クリスマス島の塩」
ippin情報をお届けします!
Twitterをフォローする
Instagramをフォローする
Instagram
Instagram

キュレーター情報

青山志穂

ソルトコーディネーター

青山志穂

東京都出身、沖縄県在住。
大手食品メーカー勤務から一転、塩に魅せられて塩の道へ。塩の専門店で社内資格制度の立ち上げなどを行ったのち、2012年に(社)日本ソルトコーディネーター協会を立ち上げて独立。現在は、塩のプロフェッショナルであるソルトコーディネーターの育成のほか、全国を飛び回りながら、塩の基礎知識や使い方などに関する講座や講演、テレビやラジオ、雑誌などへの出演、塩売場のコーディネートなどを行いながら、塩の啓蒙活動に努めている。有名シェフとの塩をテーマにしたコラボレーションイベントや食品メーカーの商品企画も手掛ける。著書に「塩図鑑」(東京書籍)「琉球塩手帖」(ボーダーインク)「日本と世界の塩の図鑑」(あさ出版)など。

次へ

前へ