日増しに寒くなっていうこの季節、おやつタイムや夕食後にゆっくり温かいお茶などと一緒に味わう「豆菓子」はいかがでしょう。子どもから大人まで、世代を問わず家族みんなで楽しめる団欒ツールとしても大活躍してくれる、ヘルシーな豆菓子。今回はそんな豆菓子をいろいろ集めてみました。スイーツ系からおつまみ系まで、ちょっとしたギフにも喜ばれる商品にも注目です。

荒川区北千住に常設店舗のある「をかし楽市」は、全国の百貨店などでも催事を行いながら着々とファンを増やしている豆菓子メーカーです。小さな米袋の形をしたパッケージには、「感謝感激雨あられ」「いつも有難う」などのメッセージ入りなので、ちょっとした感謝の気持ちを伝えるギフトにも使えます。中身はさまざまなフレーバーのあられや豆菓子が１種類ずつ入っています。飽きのこない美味しさで、最後の一粒まで楽しめるのもポイント。ネーミングにも特徴があって、代表的な前菓子の一つ「たこ玉」は、見た目も形もたこ焼きそのもの。いろいろ試してお気に入りを見つけるのも楽しいですよ。

自由が丘にある豆菓子専門店と言えば、かの有名パティシエ辻口博啓さんがオーナーシェフを務める「Feve（フェーヴ）」です。和菓子屋の３代目でもある辻口さんの手がける豆菓子は、洋菓子のエッセンスも取り入れたフレーバー使いに特徴があります。「フェーヴミックスプチ（おつまめ）」は、季節限定パッケージに包まれた５種類のフレーバーの詰め合わせ。夏仕様の一例ですが、ブラックペッパーや珠洲の塩チーズ、柚子胡椒などが、落花生やアーモンド、ソラマメなどと組み合わされて豊富なバリエーションを生み出しています。フレーバーによっては、ビールのおつまみにぴったりなものもあり、いただくシチュエーションもいろいろ楽しめます。

続いてご紹介するのは、ギフト向けというよりも自宅に常備しておきたくなるようなお豆。数多あるピーナッツ菓子の中でも、こちらは晩酌のおつまみにぴったりな「ミツヤ グループ」の「ナッツピー」です。塩味の特徴としては、太平洋とカリブ海の間にあるニカラグア産の「ハイオレ落花生」を使用していること。ニカラグア産のナッツにはオレイン酸が多く含まれ、酸化しづらく美味しさが長持ちするのだとか。さらに、使っている塩は海洋深層水塩の「天海の塩」。この組み合わせが、ミツヤ独自の製法によるソフトな食感で、ついつい手が伸びてしまう美味しさを引き出しています。

NHK大河ドラマ「西郷どん」の影響もあり、近頃話題に事欠かない鹿児島県。お土産としても大人気なのが、西郷どんのコミカルなイラストが描かれた箱に入った「南国珍々豆（ちんちんまめ）プレミアム」です。パッケージだけでもかなりのインパクトがありますが、そのネーミングだけを聞いても「え？」っと驚いてしまうのではないでしょうか。肝心の商品そのものは、カリっとした食感にピリッと辛みを感じるしょうゆ味の衣をまとったピーナッツ。種子島産の砂糖に無農薬の唐辛子、そして枕崎産の本枯れ節という地元素材が使われています。もちろんピーナッツも地元のものを使用。食べ切りサイズの小袋入りなので、いつでもカリッとした食感が楽しめます。

愛媛県宇和島市で農業を営む女性たちによって作られたカフェレストラン「あすも」。家庭の味やふるさとの味を後世に伝えたいという思いから、地産地消を意識した手間暇かけた食事を提供しています。店内では地元の食材を使った農産加工品も販売いていて、その中の一つが「元気もん」という豆菓子。宇和島産の大豆といりこをカラッと揚げて、小豆島天然醸造醤油と砂糖を絡めたもので、おつまみ、お茶うけ、子どもたちのおやつにもぴったり。カルシウムもしっかり摂取できるヘルシーなおやつとして、家族みんなで楽しめます。

京都の清水寺参道に店舗を構える「七味家本舗」。今や世界に誇るジャパニーズなミックススパイスとして浸透しつつある七味唐辛子の専門店です。そんな本物の七味屋さんが手がけた豆菓子がこちら「七味福豆」。京都の七味らしく、山椒の風味がきりっと立っているのが特徴です。唐辛子のピリリとした辛味だけではなく、鼻に抜ける山椒の風味がしっかり感じられます。京都土産として買って帰るもよし。帰りの新幹線で楽しむのもよし。山椒好きには特にたまらない味わいと言えます。