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私はあまり漬物を食べません。居酒屋で漬物を注文する人がいますが、その一品の代わりに別のものをオーダーすればいいのにと考えてしまいます。ところがある百貨店の催事で「下田なす」に出会い、漬物の概念が変わりました。とにかく見た目から美しく、まるっとしたなすの形、色とつやは芸術的です。
下田なすは滋賀県湖南市下田地域の伝統野菜です。不思議なことにこのなすは他の地域で栽培すると普通の形になってしまうそうです。皮が柔らかく繊細で傷つきやすいため、あまり市場には出回らないのですが、漬物にすることでそのおいしさを全国で味わえるようになりました。
この「下田なす」を作っている近江つけもの山上(やまじょう)というお店です。
小売のお店は10年前にできた比較的新しい店ですが、漬物作りは80年前に
初代が始め、現在で3代目になります。
滋賀の伝統野菜である 下田なす、日野菜など東京ではなかなか耳にしない漬物を販売しています。漬物に興味のない私もこれはうまい!と感じた味を是非味わってみてください。
※掲載情報は 2018/11/12 時点のものとなります。
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キュレーター情報
「Toro Tokyo」総料理長
小河英雄
「生きることは食べること、人生で美味しい料理を食べたい」と料理人を志し、フランス・イタリア料理を学ぶ。24歳で新宿でイタリア料理店をオープン。その後は枠にとらわれない斬新な料理に惹かれテックスメックス業態を持つレストラン会社し研鑽を積み、29歳でメキシコ料理を中心とした8店舗の統括責任者兼総料理長に就任。
(株)ミールワークスが2014年12月にラテンレストラン「TORO TOKYO」を開業するにあたり同社へ入社し、以後エグゼクティブシェフを務める。
現在は店舗のみならず、20カ国ほどの在日中南米大使館でのイベント・ケータリングなどでも活躍している。