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北の大地を連想させる札幌パークホテルのダブルチーズケーキ
北の都札幌でも、昨今の訪日外国人旅行者の増加で、高級ホテルからビジネスホテルまで様々なホテルが開業している。そんな札幌のホテル活況にあって圧倒的存在感を誇るホテルが「札幌パークホテル」。天皇皇后両陛下をはじめ、ロイヤルファミリーが滞在されたことでも知られる伝統と格式のホテルとして知られる。
中心部にありながら中島公園のロケーションもあいまって、閑静で穏やかなステイが満喫できる。札幌といえばパークホテル、という固定したファンが多い一方で、秀逸なコンセプトの打ち出し、ハイセンスなリニューアルとった進取性にも富むホテルで、多様化するゲストへハイレベルなサービスを提供する。
そんな札幌パークホテルも2019年の7月で開業55周年。ホテルクオリティにふさわしいプレミアムなスイーツ「ダブルチーズケーキ」が誕生し人気を博している。使用しているフレッシュクリームチーズは、爽やかな風味と上品な口当たりが特徴の「Luxe」(リュクス:フランス語で“贅沢”の意味)。
香ばしいクッキー生地の上にはベイクドチーズケーキとレアチーズケーキという2種類のチーズケーキが重ねられている。コクがあるのにしつこくない。濃厚な二層のダブルのチーズがクセになる美味しさだ。コクと上品な甘さのしっとりしたスイーツに仕上がっている。
そもそもはホテルの高級おせちのデザートとして、小さくカットして提供されていたという。ところが、あまりの美味しさで単品での販売要望が急増、発売開始に至った経緯がある。ホテル内のベーカリーで全て手作りしており、大量生産ができないためホテル売店でも数日待つほどの人気商品だ。
道産食材を贅沢に使用した純白のスイーツは、北海道の冬の大地を連想させる。北の都のデラックスホテルならではの一品だ。
※掲載情報は 2018/11/11 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ホテル評論家 旅行作家
瀧澤信秋
ホテル評論家、旅行作家。All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会会員。日本を代表するホテル評論家として、利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などへの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また、旅行作家としても旅のエッセイなど多数発表、ファンも多い。2014年は365日毎日異なるホテルへチェックインし続ける365日365ホテルを実践中。「365日365ホテル 上」(マガジンハウス)として上半期のホテル旅の記録をホテルガイドも兼ねて上梓した。著書に「ホテルに騙されるな!プロが教える絶対失敗しない選び方」(光文社新書)などがある。