北海道は札幌発~かつてないほどの衝撃を受けたプリンとは!

  • 8
ブックマーク
-
ブックマーク
-

記事詳細

北海道は札幌発~かつてないほどの衝撃を受けたプリンとは!

紹介している商品

紹介しているブランド


これまで口にしていたプリンを突き抜ける味わい

北海道は札幌発~かつてないほどの衝撃を受けたプリンとは!

何気なく差し入れされたそのプリンを口にしたときに、少なくとも私のプリンに関する味覚と考えが明らかに変わった。有名ブランドのものでもなければ、ネットで話題になっているものでもなさそうだ。しかし、私にとってそれは明らかに「違う味だったのだ」。

 

とあるプロジェクトの立ち上げで、一時期札幌近郊で仕事をしていた時のこと。中学時代からの友人夫妻が差し入れてくれた小さなプリン。それは札幌のはずれにある一軒家の洋菓子店の作品だった。パッケージも写真のとおり素朴で、これといって何か特徴があるとは思えない。友人曰く「近所ではなかなか美味しんだぜ。」

 

その味は、これまで口にしていたプリンを突き抜ける味わいだった。素朴さ、ほのかな甘み、卵の香り、生クリームの食感、そしてすべてのバランスを兼ね備えたプリンの色。まるで球体のようなプリンではないか。球体と言えば、ワインでいうとロマネコンティ。すべてのバランスを保った世界一のワインとも称されるものだ。

 

ロマネコンティと比較はともかく、プリンには2種類あると思っていた。ひとつは現代風の高品質な、例えば500円以上で販売されているプリン。そしてもう一つは昔、子供の頃のお菓子屋さんで食べていたような懐かしさを思い出させる素朴なプリン。

 

ところがフジヤ和洋菓子店のプリンは違った。懐かしさの奥に、このプリンだけでしか感じることができない気品を感じる味があった。それはパティシエが、このプリンを仕込んで作っているときの笑顔なのかな、と思う。そうか、それはやさしさに違いない。ほんとうにやさしいプリン。なので、一人で3つくらいは食べちゃうことができそうだ。

 

駅からも遠く、とても不便な場所にあると聞いた。地震の際もきっと影響を受けたのではないかと思いを馳せる。北海道はこれから長い冬を迎える。外は寒くても家の中は暖かい北海道の冬。家族でこのプリンをいただく光景を想像するととてもうらやましい気持ちになってしまう。

 

ホンモノはいつも隠れているものなのである。

 

フジヤ和洋菓子店
011-761-3326

 

北海道札幌市北区新琴似八条15-1-1
[月、水~土]9:00~21:00
[日]9:00~20:30
火休

フジヤのプリン

フジヤ和洋菓子店 北海道札幌市北区新琴似八条15-1-1

※掲載情報は 2018/11/09 時点のものとなります。

  • 8
ブックマーク
-
ブックマーク
-
この記事が気に入ったらチェック!
北海道は札幌発~かつてないほどの衝撃を受けたプリンとは!
ippin情報をお届けします!
Twitterをフォローする
Instagramをフォローする
Instagram
Instagram

キュレーター情報

嶋啓祐

フードビジネスデザイナー

嶋啓祐

全国の農村漁村をくまなく巡り、そこで使うホンモノの素材を探すことをライフワークにしています。ホンモノはいつも隠れているものです。全国の肥沃な土地で、頑固で不器用な生産者が作る「オーガニックな作品」を見つけて、そこ料理人が少し手を加える。それが「ホンモノの料理」です。注目しているのは島根(出雲、石見、隠岐)、石川(能登)、佐渡、岩手(釜石、紫波、雫石)、宮城(石巻)北海道(網走)など。毎月足を運び、民泊に泊まり、地元の方々とのコミュニケーションを作るのが楽しみです。総合情報サイト、オールアバウトでフレンチを書き続けて13年になり、書いた記事は380本に上ります。趣味は全国の神社巡りとご朱印集め。自然豊かな日本全体が食の宝庫です。自然、風土、生産者、素材、そして流通と料理人とその先にいる顧客。食に関わるすべての方が幸せになるような「デザイン」を仕事にしています。1963年に北海道は砂川(日本一美味しいお米がとれる)で生まれ、18歳上京。大好物はイクラ、クレソン、納豆、ハーブ、苦手なのは天津丼(食べたことがない)、奈良漬、豚足、酢豚、焼酎。

次へ

前へ