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日本で一番有名なドイツ発祥のお菓子、バウムクーヘン。今もその名店として知られる『ユーハイム』の創始者が大正時代に日本で紹介したのが初上陸で、1960年代から一般的に知られるようになったそうです。今やバウムクーヘンは本国ドイツをしのぐほどの人気ぶりで、さまざまなお店から趣向を凝らした逸品が誕生し続けています。今回は、定番のバウムクーヘンとは一線を画す、革命的なバウムクーヘンをお届けします。
1：佐賀人で知らない人はいない！ 豪華絢爛な織物をモチーフにした「さが錦」
佐賀では知らない人はいない、『村岡屋』の「さが錦」は佐賀を代表する銘菓。佐賀錦とは、肥前国鹿島藩の御殿女中に受け継がれた織物のことで、絢爛豪華で気品のある美術工芸品をイメージしています。山芋を練り込み小豆や栗を懐に抱くその佇まいから浮島と呼ばれる生地をバウムクーヘンで挟んだ、大変手間暇かかった和洋折衷のお菓子です。きめ細かいバウムクーヘンは、独自の方法で一層ずつ丁寧に織物を織るように作られています。
2：まるで切り株！ ハード系バウムクーヘンを器に２度焼きした「タイズバウム」
東大阪市の『ルジャンドル』は、発酵バターが香り高い生地をザクザク食感に仕上げた「以心伝心ハードバウム」と、しっとりとやわらかな仕上がりの「以心伝心ソフトバウム」の2種のバウムクーヘンが人気のお店。大きな切り株にそっくりのハードバウムを輪切りにし、中で濃厚ベイクドチーズケーキに２度焼きで仕上げる「タイズバウム」は大迫力の逸品。温めて食べるとベイクドチーズケーキがとろりとなめらかになり、口の中でとろけます。
3：ひんやりおいしい！ 色とりどりのパステルカラーが愛らしい「Iceバウム」
富山県にあるバウムクーヘン専門店『ふくる』は、100種類以上のさまざまなバウムクーヘンが揃うお店。富山産米粉や国産小麦を使った無添加のバウムは、もっちりとしながらも軽やかな味わいが楽しめます。穴に色とりどりなムースが納まっているのは「Iceバウム」。氷菓として楽しめる、珍しいバウムクーヘンです。バニラ、チーズ、黒ゴマ、コーヒーなど10～12種の豊富な品揃えもうれしいですね。
4：生産量日本一の名に恥じない！ とれたてメロンを贅沢に使う「メロンバーム」
メロンの生産量日本一を誇る茨城県。自社農園でメロンを生産する『深作農園』が手がける洋菓子店『Farmkuchen Fukasaku』でつくる「メロンバーム」は、【第一回 茨城おみやげコンクール】で最優秀賞を受賞した、茨城が誇る一品。完熟メロンをピューレにして贅沢に生地に練りこみ、芳醇な甘さと香りが楽しめるバウムクーヘンは通常の形のほか、本物のメロンそっくりに形成した贅沢な「メロンバーム プレミアム」でも楽しめます。
5：りんごや洋梨、マンゴー型も！ 飲み物いらずなしっとり生地の「ヴィヨネット」
水なしで食べられるというフレーズでおなじみの、世田谷区桜新町に店を構えるバウムクーヘンの有名店『ヴィヨン』。そのフレーズの通り、こちらのバウムクーヘンはとにかくしっとりしているのが特徴。その生地をつかった看板の一つが、花器という意味の「ヴィヨネット」。両手に収まるくらいの大きさで中心部分にフルーツゼリーが入っています。ゼリーの味は形ごとに異なり、りんごやフランボワーズなど5種類の味わいを揃えています。
6：ベイクドチーズケーキがイン！ サクサク食感が楽しい食べきり「チーズインバウム」
チーズケーキと合わせてじっくりと焼き上げた「チーズインバウム」をつくるのは、横浜に本店がある『ストラスブール』。サクサクに仕上げたバウムクーヘンと、爽やかなレモンの酸味が効いたまろやかな味わいのベイクドチーズケーキは相性抜群！サクサク感とチーズケーキのふわっと感を楽しみたい方はぜひ焼きたてで。しっとり濃厚なチーズケーキがお好みなら、冷やしてから召し上がれ。差し入れに最適な手のひらサイズです。
※掲載情報は 2018/11/02 時点のものとなります。
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