記事詳細
紹介している商品
日本最北端の稚内からフェリーで行ける利尻島で採れた昆布
先日、取材&撮影のため北海道の稚内に行きました。稚内空港もあるのですが、途中でも用事があり、旭川空港からレンタカーで北上すること4時間ちょっと。日本最北端の地です。到着した時はちょっと感動しました。その稚内からフェリーに乗ったら1時間40分程度で行けるのが利尻島です。クルマで1周すると約1時間の小さな島にも関わらず、利尻富士とよばれる利尻山や姫沼などの絶景のほか、温泉も湧き、ダイナミックな島。風光明媚でファンも多いです。その利尻島では利尻昆布という上質な昆布が採れます。等級があって、1等ともなると高級日本料理店で使用するレベル。まさに素晴らしき味わいです。今回ご紹介するのは、その利尻昆布を使用した加工商品の「利尻島白とろろ昆布」です。
とろろのお吸い物や、とろろおにぎりに最適!
とろろ昆布ってご存知でしょうか?昆布を製造過程で醸造酢などに漬けて柔らかくしたあとに、それを水平に引きちぎったもの。昆布はヨウ素やフコダイン、アルギン酸などといった成分が多く含まれた食品で、まさに出汁として最適。そこにお酢の優しい酸味が加わっているというわけ。このまま食するというよりも、例えばお吸い物に加えて「とろろのお吸い物」にしたり、おにぎりに巻いてとろろおにぎりにしたりするとぴったりです。そうそう、おにぎりは白飯でも良いですが、炊き込みご飯で作ると、とろろの風味がさらに加わり、とても美味。しかも今回の商品は昆布の表面を削った黒とろろではなく、中を削った白とろろなので、さらに洗練された旨みが楽しめます。販売者は稚内市にある株式会社そうべい。「最北のフレッシュ・クリエイター」を名乗る企業だけあって、他にも鮭やウニその他、北海道の海産物を活かしたこだわりの加工食品を販売なさっています。
※掲載情報は 2018/11/05 時点のものとなります。
- 4
キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。