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パスタ王国イタリアだから出合えた“絶品パスタ”
恒例の年に2回のイタリア出張では、ファッションのトレンドはもちろんですが、食のトレンドも気になります。今回ご紹介するのは、パスタ王国イタリアで、こだわりのパスタを作り続ける『マンチーニ』の絶品パスタです。
今回、選んだパスタは「全粒粉」を使ったもの。健康的に過ごすための食材に注目が集まるヨーロッパでは商品選びのときに、オーガニックであるか、栄養価が高いかなど、栽培や製造方法などにこだわる消費者が増えてきています。主食となるパンやパスタについても同様で、ヘルシーなものであるかを基準に選んでいる方も多いようです。
老舗パスタメーカーであるマルケ州モンテ・サンピトランジェリにある『マンチーニ』は、原料となる小麦の栽培からこだわり、昔ながらの製法でさまざまなパスタを作っています。中でも「全粒粉」を使ったパスタは食べ応えのある食感や香ばしい風味が特徴です。
自社栽培の小麦だけを原料にしたこだわりの製法
『マンチーニ』のパスタは最初の歯ごたえはしっかりしていますが、噛むほどにもっちりとした食感を楽しめます。これは、一度食べるとクセになるような食感だと思います。
この美味しさの理由は、原料へのこだわり。『マンチーニ』は、自社栽培の小麦だけを使っているのですが、その基準はもちろん“美味しいパスタを作るための”小麦であるかどうか。
もうひとつのこだわりはパスタ作りの製法。小麦の味わいや香りを損なわないよう高温を避けた低温乾燥にこだわり、時間をかけて仕上げていきます。そんな手間を惜しまないパスタ作りが、イタリア国内をはじめ世界の有名レストランのシェフに『マンチーニ』のパスタを選ばせています。
イタリアから持ち帰った『マンチーニ』のパスタをさっそく妻が調理してくれました。茹で上げたパスタは、少し色合いが濃く感じましたが、ソースとの絡みが良く、オイルベースでも、しっかりとした味わいのソースとでも合わせやすく相性抜群でした。
パスタが違うとこんなに食感や味わいが変化するのかと、はっきりと違いを感じさせる実力を持った『マンチーニ』のパスタ。パスタの旨みを感じながら、いつもの一皿が特別になるかも知れません。
パスタ好きの方はもちろんですが、健康志向の高い方にも、ぜひご褒美パスタとしてイタリアの本格パスタを召し上がっていただきたいです。
※掲載情報は 2018/10/21 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ファッション評論家
黒部和夫
最大手アパレルでメンズ商品開発室長、プレス責任者を歴任。
日本流行色協会、日本アパレル・ファッション産業協会、日本メンズファッション協会、繊維ファッション産学協議会、ファッション業界4団体の委員を歴任。
服飾に関する豊富な知識と幅広い交友関係を持ち、外見力向上、ファッション教育のスペシャリスト。
プルミエールヴィジョン 「明日のメンズファッションを語る世界の4人」に選出、パリにて世界のファッションジャーナリスト300人に講演。
NY在住の妹、パリ在住の従妹、各国の友人など国際ネットワークによる情報の速さにも定評がある。
欧米のファッション業界関係者から名付けられたニックネーム「カルロ」は国内外のファッション、ＰＲ、雑誌業界関係者に広く知られ、社名の由来となった。
(財)日本流行色協会メンズカラー選定委員。(財)ファッション産業人材育成機構 ＩＦＩビジネススクール特別講師。青山学院大学など各総合大学で講演多数。学校法人杉野学園ドレスメーカー学院特別講師卒業制作審査委員会委員長。
日経電子版「メンズファッション」にて連載中⇒http://style.nikkei.com/fashion/
