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お菓子の美味しさを引き立てる!『飯豊ながめやま牧場』の「山形県産放牧酪農牛乳」、「放牧酪農プレーンヨーグルト」
10年ほど前に実家がある山形県南陽市に戻ってきた時から、様々な新鮮で美味しい生産物を探してお菓子に使ってきました。最初はなかなか話なども聞いてもらうことも難しかったのですが、紹介などによって多くの素晴らしい生産物や生産者の方と出会うことができました。
今回は、お菓子作りにはなくてはならない、牛乳とヨーグルトを紹介します。
とてもこだわりのある飼育方法で牛を育てていると聞き、『飯豊ながめやま牧場』を知りました。
『飯豊ながめやま牧場』は、東京ドーム約38個分に相当する180haもの広大な土地で、母牛と子牛合わせて約300頭を放牧酪農で育てています。実際に現地に伺い、内部に柵を設けず広大な自然の土地の中で自由に歩き回っているのをみて、とても興味を持ちました。農場も見学させてもらい、話を聞いた上で牛乳やヨーグルトをいただきましたが、今まで飲んだり食べてきたものとは異なっていました。
ヨーグルトも種類がいくつかありますが、ムースなどにも使用しているのは、「放牧酪農プレーンヨーグルト」です。
ヨーグルトは酸味があるモノが多いかと思いますが、安定剤不使用で長時間発酵によって酸味が少なく、まろやかさを味わうことができます。生乳をそのまま固めたようなそんな美味しさが楽しめます。
牛乳は種類がいくつかありますが、カスタードクリームなどにも使用しているのは、「山形県産放牧酪農牛乳」です。その名の通り『飯豊ながめやま牧場』で放牧されている牛からとった牛乳で、すっきりとしたのど越しの良さがある、生乳本来の甘みをしっかり感じることができます。
定期的に質の安定した量も用意してもらえるので、お客様にもいつでも変わらない美味しさを提供できています。
「ロールケーキ」や「シュークリーム」などのシンプルなお菓子は、素材の良し悪しが出てしまいやすいと思いますが、『菓匠 萬菊屋』で販売している「ロールケーキ」や「シュークリーム」では、生乳本来の甘みをしっかり感じてもらえると思います。
広大な自然でのびのびと育つ牛から取れて作られた「山形県産放牧酪農牛乳」、「放牧酪農プレーンヨーグルト」、機会があったらぜひ一度味わってみてください。一口食べれば、その美味しさに驚くはずです。
※掲載情報は 2018/10/20 時点のものとなります。
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キュレーター情報
シェフ パティシエ
後藤昌利
1979年、山形県出身。
大坂あべの製菓学校を卒業後、『ラ・バンボッシュ』(東京)、『パティスリータダシヤナギ』(神奈川)などで修業を行う。
2008年には、『菓匠萬菊屋』を継ぐため山形県南陽市に戻り、洋菓子部門を立ち上げる。
2015年には、『菓匠萬菊屋』の新ブランドとして、『510Maison de cinq-dix』の展開を開始。
地元の農産物を積極的に使用した菓子作りを行い、地域に根ざした人気店となっている