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記事詳細
玄人好みの石川県を代表する海産物!?
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2018年に石川県から県食材の魅力発信のお手伝いをする形で「いしかわ食の親善大使」を委嘱されました。このような形になる前から、石川県の食材はもちろん、生産者の方とも交流がありました。
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先日、東京で行われた「いしかわ百万石マルシェ2018夏」では色々な石川県の食材に出会いました。今回紹介するのは、『なまこや』の「干くちこ」です。
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成熟したなまこの卵巣を干したものが「干くちこ」です。くちこ1枚を作るのにも、何十匹分ものなまこの卵巣を使い、それを丁寧に1枚づつ整えて作られます。そのまま食べても、炙ってから食べても、お吸い物や熱燗に入れても美味しく食べられるそうです。
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海風にあたって作られる「干くちこ」は、噛むほどにほのかな磯の香りと旨味が楽しめます。好みが別れるものだと思いますが、大変貴重な高級珍味ですので、石川県を訪れたらお土産に選んでみてほしいですね。お酒好きな方へのお土産にはピッタリではないでしょうか。
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※掲載情報は 2018/10/02 時点のものとなります。
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キュレーター情報
レストラン モナリザ オーナーシェフ
河野透
1957年、宮崎県出身。調理師専門学校を卒業後、「精養軒」などで経験を積み25歳で渡仏し約8年間に渡ってキャリアを重ねる。帰国後は恵比寿「タイユヴァン・ロビュション」の総料理長を3年間に渡って勤め、1997年には恵比寿に「レストラン モナリザ」をオープン。オーナーシェフとして腕を振るう一方、書籍や講演会など幅広い活動を行っている。また、出身である宮崎県の食材も積極的に使用し、食材普及の活動にも積極的に取り組んでいる。