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シャリッからプルンへ。変化する食感を楽しむ溶けないアイス!?
こんにちは、熊本マイスターの大平みなです。雄大な自然に囲まれた熊本県阿蘇市には2000年以上の歴史を有する「阿蘇神社」があります。
しかし、2016年の熊本地震で日本三大楼門の一つである楼門や拝殿など多くの国指定重要文化財が倒壊し、甚大な被害が出ました。今でも観光客の数はもとに戻っていません。
この阿蘇神社の参道に店を構えるのが、114年の歴史をもつ老舗和菓子店『阿蘇 和菓子 向栄堂』です。生まれた時から阿蘇神社とともに過ごしてきた4代目の佐藤法志さんは、神社の復興とともに激減した観光客を取り戻そうと奮闘しています。
そんな佐藤さんが復興の願いを込めて作ったのが、葛粉を使った冷たいお菓子「葛ソルベ」です。見た目はアイスキャンディーですが、溶けることはありません。一口目はひんやりシャリっとした食感。さらに時間が経つと葛粉本来のプルンとした食感に変わるんです。
味は、ミカン・モモ・ブルーベリー・湧水で炊いた小豆が入った阿蘇くまくんの4種類。ブルーベリーは熊本県産のもので爽やかな酸味はクセになりますよ。
『向栄堂』の美味しさの原点は、阿蘇山の伏流水の湧水で炊き上げた餡。
店内には小ぶりで食べやすい「阿蘇どら」や「縁結び最中」など、その餡をふんだんにつかった商品もたくさん並んでいます。
佐藤さんは「たくさんの観光客や若い人たちが、和菓子を手に阿蘇神社の参道を散策する姿が早く戻って欲しい。葛ソルベがきっかけのひとつになれば嬉しい」と話します。お取り寄せはもちろん、是非、阿蘇に遊びに来て「葛ソルベ」を片手に阿蘇神社の参道を散策してくださいね!
※掲載情報は 2018/09/25 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フリーアナウンサー/ナレーター
大平みな
1999年、(株)熊本県民テレビに入社。情報ワイド番組「テレビミン」のリポーターとして、美味しいモノ・コト・ヒトをみつけるため、熊本県内を駆け巡る日々を送る。
また報道記者としても活動。熊本の「教育」や「福祉」をテーマに取材する。2009年に独立し、ナレーションを勉強するため上京。東京で、熊本県の食材が多くのレストランや料亭で愛されていることを知る。
2016年、熊本に戻り、リポーターの活動を再開。まだまだ県内に眠っている美味しくて体によいモノを探索中。
二児の母。趣味は、読み聞かせ・温泉・お取り寄せグルメ。