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ポルトガルから伝来し、マカオで育った味“エッグタルト”
マカオでエッグタルトといえば、ほとんどの人が『澳門安徳魯餅店（ロード・ストウズ・ベーカリー）』の名前を出すほど、マカオではエッグタルト発祥のお店として知られています。
新鮮なたまごを使って、人の手でひとつひとつを仕上げていく伝統の製法を守り、その美味しさは世界から訪れる観光客からも人気となっています。
そもそもこのエッグタルトがマカオを代表するスイーツになった流行を生んだのが、こちらの『ロード・ストウズ・ベーカリー』って、皆さんはご存知でしたか？
エッグタルトは、ポルトガルの伝統菓子「パステル・デ・ナタ」をもとに、マカオで改良され多くの人に愛されるお菓子になりました。その素朴な美味しさは、マカオを訪れる世界の人々を魅了し、マカオを代表するスイーツとして知られるようになりました。
ポルトガル領としての歴史を持つマカオでは、そんなポルトガルから伝わったスイーツが珍しくありません。
こちらは、たまごの優しい味わいを生かした「パン・デ・ロー」。とろっとした半熟カステラのポルトガルの「パン・デ・ロー」とはひと味違う、ふわふわのカステラ生地です。甘さは控えめで、優しいの味わい。シンプルだからこそ、たまごの美味しさをダイレクトに感じる素朴さが人気です。
せっかくなら、出来立てを頬張りたい！王道の名店を訪ねて
マカオでコロアン・ヴィレッジを訪れたら、ぜひ足を運んでいただきたい『ロード・ストウズ・ベーカリー』。早めの時間に訪れると、エッグタルトを作る様子も見学できます。
卵液をひとつひとつ丁寧にタルトに流し込む作業。さすが、職人技！一定量を正確に流し込んでいきます。
焼きあがったばかりのエッグタルトを型からはずし、クールダウンさせます。店内は甘いカスタードと焼きあがりの香ばしいかおりに満たされています。
焼き目の美しさもこちらのお店の特徴。中はとろっとした食感を残しながらも、表面にはしっかりとした焼き目、この温度調整がまさに職人技ですね。
焼き立ては、周りのタルトがパリッとしていて、中からふわふわっとした、トロトロのカスタードがあふれ出てきます。甘さ控えめということもあり、あっという間にペロリと平らげてしまう美味しさ。これはもう、購入したらぜひ、その場で焼き立てを食べないともったいないと思ってしまう、絶品エッグタルトです。
日持ちするギフトもおすすめ
エッグタルトの賞味期限は短いので、お土産にするならクッキーなどの焼き菓子がおすすめです。中でも、オリジナルクッキーは種類も豊富で、アーモンドなどを使った風味豊かなものなど、エッグタルト同様その美味しさはお墨付き。
すぐ近くには、出来立てのエッグタルトが食べられるカフェもあるのでゆっくりと休んでから周辺の港を散策するのもおすすめです。
マカオを代表するスイーツの「エッグタルト」。さまざまなお店から自慢のエッグタルトが出されているので、はしごして食べ比べてみるのも楽しいです。素朴な味わいで、誰からも愛されるエッグタルトの魅力。ぜひ、お店を訪ねて出来立ての味を体験してみてはいかがですか？
※掲載情報は 2018/09/17 時点のものとなります。
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キュレーター情報
政府観光局
マカオ政府観光局
ヨーロッパとアジアの文化が融合した独特の雰囲気を持つ都市、マカオ。
大航海時代にポルトガル人が途上の寄港地から持ち込んだ食材やスパイスと地元の料理を融合して作られたマカオ料理、本格的なポルトガル料理や広東料理を始め各式の中国料理まで多彩な食文化が揃っています。
2017年10月には、そのユニークな食文化が評価され、『ユネスコ創造都市ネットワーク』食文化都市に認定されました。
ミシュラン星付きレストランからローカルフード、エッグタルトに代表されるスイーツまでバラエティに富んだグルメが楽しめる「ガストロノミー・シティ」マカオの情報をお届けします。
