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もらってうれしい手土産のテッパンといえば、やっぱりカステラ。季節を選ばず、いつでも上質感を演出してくれるところも、多くの人に選ばれる理由でしょう。ただし、ひと口に「カステラ」といっても、いまやその種類は多様化。発祥の地である長崎の名店カステラから、独自の発展を遂げた全国のキャラ立ちカステラまで、バリエーション豊かな品々をご紹介します。
銅釜で丁寧に、きめ細やかに焼き上げられた「東京カステラ」
創業270年以上を誇る東京・上野『上野風月堂』の「東京カステラ」。清の愛新覚羅溥儀（ラストエンペラー）が日本から帰国する船の中で食べるために30釜も注文したという逸話が残っているほど歴史のあるカステラです。新鮮な卵とはちみつをたっぷりと使用。一つひとつ、銅釜で6面全てを丁寧に焼き上げた生地はとてもきめ細やかで、口当たりはしっとり、ふっくら。濃厚な卵の味もはちみつの香りもしっかりと感じられます。ちょっとレトロでアーティスティックなデザインの缶やラッピング紙は贈り物にもピッタリです。
長崎の老舗『福砂屋』のカステラがかわいいキューブのプチギフトに！
こんなにカラフルで愛らしいパッケージでは、なかなかイメージが結びつきませんが、このキューブ型のカステラこそ、あの長崎カステラの老舗『福砂屋』の商品なんです。同店のカステラの魅力である、ふっくら、しっとりの食感は、ミキサーを使わない、職人さんたちの昔ながらの手仕事と卵へのこだわり、添加物を一切使わない厳選材料だからこそなせる技。パッケージのイメージは変わっても、全国の人々に愛され続ける伝統の味は変わりません。これまで、老舗のカステラというとどこか格式ばったイメージがありましたが、このキューブスタイルなら、もっと気軽にプレゼントしたくなりますね。
年間1万個限定だから急いで！『菓秀苑森長』の「生姜入り胡麻カステラ」
見た目の色味からして、一風変わったこちらのカステラ。これまで「ごまカステラ」や「長崎出島珈琲カステラ」など、他とは一線を画す風味豊かなカステラを生み出してきた長崎の老舗『菓秀苑森長』の「生姜入り胡麻カステラ」です。頬張れば、ごまのプチプチとした食感と風味、そこに生姜の香りが鼻から抜けていって、とても爽快。それもそのはず、長崎県産の生姜をたっぷりと配合しているんです。スパイス好きな海外の方にも喜ばれること間違いなし。材料を長崎県産にこだわるからこそ、販売は年間1万個限定。早めの購入をおすすめします！
型で焼くカステラ！城下町で育まれた歴史を感じる『かめや』の「かすていら」
岐阜県恵那市の岩村城の城下町に伝わる菓子のひとつ、岩村カステラ。江戸時代に岩村城に出入りしていた医師が、勉強のため長崎を訪れた際にカステラと出合い、御用菓子として地元の菓子屋に作らせたのが発祥と言われています。大きく焼いてカットする長崎のカステラと異なり、1本ずつ金型に流し込んで焼くのが特徴で、一つひとつに耳があります。現在、岩村カステラを作る店は3軒。そのうちの1軒、『かめや』の「かすていら」は全7種。なかでも「極上かすていら」は、平飼い有精卵、石臼挽き全粒粉、和三盆糖と素材にこだわった一品で、舌ざわりはきめ細やか、甘すぎない上品な味わいです。長い歴史の中で、長崎カステラとは異なる独自の銘菓として発展し、愛され続けてきた岩村カステラを一度ご賞味あれ。
厳選食材を使用し、味わいも佇まいも上品な「松華堂カステラ」
宮城・松島に店を構える『松華堂菓子店』。看板菓子として多くのファンを持つのが「松華堂かすてら」です。地元の蜂谷農場の「さくらたまご」と、岩手・盛岡の藤原養蜂場のアカシアはちみつを使用して焼き上げる生地は、ふんわりと弾力がありながら舌ざわりなめらか。甘さは控えめで上品な味わいです。一見レトロな雰囲気がありつつ、現代風に洗練されたパッケージも好評。「仙台や松島に来ないと買えないものにしたい」と、あえてインターネット販売は行っていないので、旅行や出張で訪れた際には、ぜひお立ち寄りを。
※掲載情報は 2018/08/30 時点のものとなります。
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