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テイクアウトグルメの宝庫ホテル
当連載ではホテルのテイクアウトグルメをフィーチャーしているが、やはりパンやスイーツ系が多くを占める。手軽にお持ち帰りでき手土産としても喜ばれるスイーツは、ホテルクオリティを気軽に味わえる人気カテゴリーだ。
一方、評論家としてはホテルステイに主軸を置くため、客室で食事として楽しめるテイクアウトグルメにも注目している。都市部のホテルよりも地方のホテル、それもリゾートホテルで多く見られる印象。
この連載でも何度か紹介した、滋賀・びわ湖エリアの「ロイヤルオークホテル スパ&ガーデンズ」では多彩なメニューが揃う。これまで“近江牛炭火焼弁当”や“黒毛和牛のロールサンド”といった鉄板焼「ISHIYAMA」のメニューを中心に紹介してきた。
ロイヤルオークホテル スパ&ガーデンズには、鉄板焼「ISHIYAMA」ばかりではなく和・洋・中多彩なダイニングが揃い、いずれもクオリティは高い。今回は、日本料理レストラン「和吉野(わきつの)」の“近江牛すき焼き重”を紹介したい。
滋賀の代表的食材である“近江牛”。日本三大和牛と称され、旨みと甘みを兼ね備えたブランド牛として大人気。吉野自慢の特製わりしたで焚いたすき焼きを、御飯の上に贅沢にあしらった贅沢なお弁当だ。高級ホテルのダイニングはそれなりのお値段だが、これなら客室でリラックスしつつリーズナブルにホテルクオリティのディナーが楽しめそう。
こんな弁当を自宅へ持ち帰りできるご近所さんが実にうらやましい。ホームパーティーのおもてなしにも最高だろう。お出かけのおともや会議の昼食にも喜ばれそう。何せ一級の食材を用いた弁当は冷めても美味しいのだ。
※掲載情報は 2018/08/27 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ホテル評論家 旅行作家
瀧澤信秋
ホテル評論家、旅行作家。All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会会員。日本を代表するホテル評論家として、利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などへの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また、旅行作家としても旅のエッセイなど多数発表、ファンも多い。2014年は365日毎日異なるホテルへチェックインし続ける365日365ホテルを実践中。「365日365ホテル 上」(マガジンハウス)として上半期のホテル旅の記録をホテルガイドも兼ねて上梓した。著書に「ホテルに騙されるな!プロが教える絶対失敗しない選び方」(光文社新書)などがある。