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取引先へ手土産をはじめ、納期前の職場や友達が参加するイベント、仲間の集まり、ホームパーティなど、大人になると意外と差し入れが必要なシーンが多いものです。タイミングも重要な差し入れですが、せっかく差し入れるならやっぱり“センスがいい”と思われたいですよね。こなれた大人の差し入れといえば、ずばり「いなり寿司」です。今回はさまざまな場面で喜ばれること間違いなしな、都内で買える「いなり寿司」をお届けします！
ぎっしりと端正に並ぶ美しさ！ 口の中でほどける絶妙な巻き具合の『呼きつね』
六本木駅から歩いて5分の場所にある小さなお店『呼きつね（こきつね）』。お取り寄せもイートインも不可、殆どが事前予約のお受け取りのみというプレミアムな「いなり寿司」は、青々とした葉蘭で仕切られてぎっしりと美しくに並べられた姿に思わず歓声の上がる、品の良さが光る一品。円柱形のおいなりさんは、一つ一つお米とお揚げの境界線がわからない程絶妙な手加減で巻いてあります。定番に加え、季節ごとの味も登場します。
分厚いお揚げに甘辛のタレがたっぷり！ 『まつむら』のジューシーな「いなり寿司」
浅草の東側、アサヒ会館通り沿いにある『稲荷寿司 まつむら』。メニューは、シンプルでいなり寿司とかんぴょう巻きのみ。揚げがとても分厚くて、食べる時は手が濡れるほど、いなり寿司が入った箱の底にも浸るほど、たっぷりとタレがしみ込んでいる“ジューシー”なおいなりさんが楽しめます。冬に登場する、五目ごはんをシャリに使う「五目いなり」もファンの多い一品。最寄り駅は南千住駅で徒歩約12分です。
蓮根のシャキシャキ食感が楽しい！ 甘めのお揚げがたまらない『神田志乃多寿司』
神田・淡路町の『神田志乃多寿司』は1902年（明治35年）創業。包装紙には画家の鈴木信太郎氏の、折りの蓋には『週刊新潮』の表紙絵でおなじみの谷内六郎氏の絵がそれぞれ採用されています。甘めに煮た油揚げにほろほろと崩れて味が広がる酢飯とシャキシャキした食感も楽しい蓮根が入る「いなり寿司」のほか、創業した頃の油揚げを再現した大ぶりの「昔いなり寿司」もあり、そちらはやや甘みを抑えた味わいが楽しめます。
高級感漂うお重の詰め合わせ！ 女性が嬉しい小ぶりサイズの銀座『なみ木』
高級感漂う、ちょっと粋な手土産を探しているなら銀座『なみ木』の「いなり寿司」はいかがでしょう？ 昨年、銀座の並木通りに誕生したばかりのいなり寿司専門店です。形状がちょっと変わっている筒状の「いなり寿司」は、ごはんの周りにやや甘めに煮た油揚げをクルッと巻き付けています。味は、ゴマ、海苔など4種類から選べます。ひとつが小ぶりなので、ファストフード的に気軽に味わうのにもぴったりなサイズ感です。
甘辛のバランスが絶妙！ 大阪寿司の名店で味わう名物「江戸前いなり」
巣鴨駅近くにある『八千穂寿司』。こちらは大阪寿司の店で、江戸前の握り寿司に対して、木型を用いた箱寿司（押し寿司）が楽しめますが、いなりは江戸前の味わいで提供しています。いなり寿司にも実は違いがあり、関西では油揚げを対角線に切って2個の三角の袋にするところ、関東では通常油揚げを半分に切って2個の四角い袋にします。味も五目ごはんを詰める関西風ではなく、酢飯を詰めた甘じょっぱい江戸前いなりをご堪能ください。
大人数への差し入れにも！ 裏返しのお揚げで独特な食感を楽しむ『おつな寿司』
最後にご紹介したいのが、芸能人の定番差し入れとしてもおなじみの『おつな寿司』。1875年（明治8年）から続く創業140年の老舗寿司店は、六本木に店を構えています。名物「いなり寿司」は、油揚げが裏返してあり、一般的ないなり寿司とは異なる独特の食感が味わえます。甘辛い煮汁のお揚げに包まれているのは、柚子が香る温かい酢飯。100個まで一つの折に詰めてもらえるので、ここぞという大人数への差し入れにも重宝します。
※掲載情報は 2018/07/17 時点のものとなります。
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