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一年中鎌倉は観光客でにぎわっている。
特に人出が多いのは初詣の1月と、紫陽花の季節、6月。
まさに今の季節は、北鎌倉駅から紫陽花寺といわれる明月院に向かって人波が続く。
雨の日でも、傘の花が列をなして咲く。
新緑と紫陽花、鎌倉の最も美しい季節だ。
紫陽花寺から鎌倉方面にあるいていくとその店、『花仙』はある。
道路に面しているが、店がちょっと奥まっているので目立たない。知る人ぞ知る名店だ。
こちらの「鎌倉どら焼き」は神奈川県指定銘菓となっている。
これも美味しいが、私のお勧めは「可麻久良もなか」。
北海道産の大納言をじっくり炊き上げたつぶしあんは、ねっとりとした独特な食感で、小豆のおいしさが際立つ。
香ばしい皮に挟まれて、あんは、はみ出しそう。
シンプルだからこそ、あんこのお味が引き立つ。
あんこ好きの私にはたまらない!
店内でも葛切りやお抹茶付きの上生菓子がいただける。
季節ごとに作られる季節の花をモチーフにした上菓子は楽しみで、今の季節はアジサイの花のモチーフの上生菓子が5種類、ウィンドウの中に咲いている。
紫陽花見物の後はぜひお立ち寄りいただきたい。
三日月堂 花仙
〒247 -0062 神奈川県鎌倉市山ノ内133-11
※掲載情報は 2018/06/22 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ファッション&ライフコーディネーター
宇佐美恵子
モデルを経てファッションコーディネーターに。現在、ファッションを軸に、エイジングスタイル コンシェルジュとして、キレイに年を重ねるための、それぞれの方にあったエイジングスタイルメニューをご提案、サポートしています。またそれぞれの年齢を快適に過ごすための商品開発にも参加。
正しい姿勢と歩き方を身に付けることで、美しいスタイルと、老いにくい体を手に入れることができます。「エイジレスウォーキング」レッスンも開催。
食べることはキレイに直結しているという考えのもと、食にも多いに興味があり、講師を招いて不定期な料理教室開催。名誉ソムリエ、タスト・フロマージュを受賞。
2009年4月から2015年3月まで織田ファッション専門学校校長。現在も織田ファッション専門学校・きもの専門学校の特別講師。
エッセイスト 只今11冊目の本を執筆中。