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那須高原ビール 株式会社
再販！限定100本！2021年ナインテイルドフォックス[ナインテイルドフ…
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酸いも甘いもかみしめた人にこそ味わってほしい
一般にのどが鳴るビールといえば、「できたて」とか「鮮度抜群」なビールを想像します。でも最近は「熟成」を楽しむビールがあるのをご存じでしょうか。そんなビールは、ゴクゴクとのど越しを楽しむのではなく、まるでワインやウイスキーのように深い味わいをゆっくり愉しむというビールの新しい体験ができるのです。
栃木県那須町にある『那須高原ビール』では、1998年から長期熟成ビール「ナインテイルドフォックス」を毎年醸造し、今年20周年を迎えています。このビールの賞味期限はなんと25年。大切に、大切に造り育てられたビールだからこそ、人生の機微を噛み締めてきた人に味わってほしい。そんなビールです。
那須地方に伝わる九尾の狐がモチーフに
特製の木箱にはこのビールの名前となっている九尾の狐。中国神話の生物であるこの狐は、平安時代に姫に化けてたくさんの人々の命を奪おうとしていた悪い妖怪でした。それを陰陽師に見破られて退治されるも、石に化けてさらに悪事を働いたのだそうです。その石は殺生石と名付けられ、今も那須に存在しています。それにちなんで名付けたこのビールのラベルには九尾を広げた狐のイラスト。これはこのビールを醸造する那須高原ビール株式会社の代表取締役社長小山田孝司さんがご自身で描いたイラストなのです。
木箱の蓋をスライドして開けると、金色に輝く狐が登場します。九尾を広げまるで手招きするような狐の仕草に怪しく心が引き込まれていきます。このビールはアメリカで2年に一度開かれる国際的ビアコンペティション「ワールド・ビア・カップ」の2016年で見事金賞を受賞。世界一となったおいしさがこのボトルに詰まっているのです。
輝くような琥珀色は時を重ねさらにまろやかに
グラスに注ぐと少し熟したパイナップルのような、やわらかなキャンディのような香りが鼻をくすぐります。口に含むとアルコール度数は11%とハイアルコールながら、ポートワインのような上品なフルーティさやモルトの甘み、程よい苦味が複雑に絡み合い、程よい余韻を残しながら体に染み入っていきます。購入して冷蔵保管すれば、さらにまろやかにおいしさを重ねるそう。大事に自分で育ててもいいですし、またはヴィンテージを入手してボトルの中でゆっくりと凝縮した時間の味わいを愉しんでみるのもいいかもしれません。
人生を重ねてみたくなるこのビール。大切な人生の先輩に贈りたいビールです。
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- 那須高原ビール株式会社
※掲載情報は 2018/06/18 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ビアジャーナリスト/パンコーディネーター
宮原佐研子
日本パンコーディネーター協会認定パンコーディネーター、日本ビアジャーナリスト協会所属ビアジャーナリストとして日本ビアジャーナリスト協会HP、雑誌『ビール王国』（ワイン王国）、世界22カ国158本のビールを紹介するe-MOOK『ビールがわかる本』（宝島社）、ビアエンタテインメントムック誌『ビアびより』（KADOKAWA）他執筆。『ビール王国』では、「コンビニ限定うんまいビア ペア」で、コンビニエンスストアで買えるビールとパンのペアリングを連載。日本パンコーディネーター協会主催の講座「ワインよりおすすめ？パンとビールのおいしい関係」でパンとビールのペアリング体験講座も実施。
