東京・池袋駅から埼玉県の秩父までをつなぐ西武池袋線。大泉学園駅やひばりヶ丘駅といったファミリーに人気の住宅街エリアをはじめ、沿線には大学や専門学校も多く、飯能や秩父といった観光スポットまで有する活気ある路線です。今回はそんな西武池袋線を最寄駅に持つお店の逸品をご紹介します。超有名グルメから穴場感のある一品まで、バラエティ豊かな西武池袋線グルメをお楽しみください！

日本大学藝術学部、武蔵大学、武蔵野音楽大学の最寄駅として使われる学生街の江古田駅からは、パン屋さん好きにはおなじみの『パーラー江古田』の「サンドイッチ」をご紹介します。10種類以上のパンに、有名精肉店の豚肉を使用した自家製ハムやパテなど好みの具材を選べるサンドイッチは、学生にも定番人気を誇る看板メニューのひとつ。イートインもあるので、西武線のおでかけで一息つくのもおすすめです。江古田駅からは徒歩5分。

大泉学園駅から歩いて約15分の住宅街にあるお菓子屋さん『西洋菓子おだふじ』ですが、初めて行く方は長い行列を覚悟して。多くの人がお目当てにしているひとつが「大泉クリーム」。カリッとしたシュー生地に濃厚なクリームが挟まれた、正統派シュークリームが楽しめます。ほかにもふわトロの「武蔵スフレ」や「はちみつプリンケーキ」、さまざまな焼き菓子が並ぶ、豊富なラインナップに目移りしちゃうこと間違いなしのお店です。

大泉学園駅から新座市へ向かう桜並木の通り沿いに、武蔵野銘菓を手がける和菓子店『大吾』はあります。新座の古い呼び名を冠した「爾比久良」はその味わいはもちろん、歯ごたえ、口溶け、のどごしを綿密に計算され尽くしている和菓子。卵黄と白あんを合わせた黄味羽二重時雨の中に、小豆あんと栗を包んでいます。昭和天皇が御訪米の折に献上した銘品であり、東京土産として長年愛されています。大泉学園駅からはバス利用で約6分。

続いても大泉学園から。先にご紹介した『大吾』と同じ道沿いにある『パティスリープラネッツ』は、日本代表として製菓の世界大会にも出場した経歴を持つパティシエ・山本光二さんのお店。フランス菓子研究家の大森由紀子さんのイチオシが、日本ではなかなか出会うことができないという、きめの細かいアーモンドの香り豊かなとてもリッチなお菓子「アンブロワジー」。はちみつを使ったしっとりとやさしい食感に酔いしれてみて。

直販や農園の公開はされていませんが、清瀬市の『横山園芸』で作られている、食べられるお花「エディブルフラワー」もご紹介します。有名フレンチレストランのシェフたちも愛用しているエディブルフラワーは、美しいだけではなく野菜と同じように栄養もたっぷり。アンチエイジング効果があると言われているファイトケミカルも含まれています。保存も可能なブーケスタイルで販売され、ほかと比べてお花の香りがとても強いのも特徴です。

秋津駅南口より歩いて数分の『ロートンヌ』。フランスのコンクールで数々の受賞歴を持つオーナーシェフ・神田広達さんの手から生み出されるスイーツは、まさに芸術品。中でも注目は、シュークリームラバーをトリコにすると噂の「eco田シュー」。マカロンのようなサクッとした食感のメレンゲ生地がフワっと覆うシュー生地に、注文を受けてからその場で詰める、なめらかでとろけるクリームのコントラストはまさに絶妙。一度試してみて。

西所沢駅より歩いて約7分の場所にある『negombo33』は、全国のカレー愛好家が足を運ぶ人気店。“肉とスパイス”へのこだわりが光る研究肌の独創派であるオーナーの山田さん自らが監修しているのが、エスビー食品から今年2月に販売された「噂の名店」シリーズの「ラムキーマ＆チキンカレー」です。こちらは今年8月末まで全国で販売予定。西所沢まで行くのは遠いという方も気軽に楽しめるのは嬉しいですね。