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高麗人参も入っているスパイスティーにビックリ!
調味料やスナック類、はたまた雑貨に至るまで、何気なく見ている商品の中でもスパイスを使用していたり、デザインモチーフになっていたりすると、ついつい手に取ってしまいます。
もちろん、この紅茶も例外ではありません。『テールドック』の「スパイシーチャイマサラ ブラックティー」は、商品名の通りスパイス入りの紅茶です。シナモン、ショウガ、カルダモンと、定番のスパイスはもちろん、鮮やかな色の印象を受けるピンクペッパー、さらには高麗人参までもブレンドされています。数多くのスパイスティーを試していますが、高麗人参入りは初めてです。
通常、このようなスパイスティーは、シナモンの爽やかな香りが一気に広がるのですが、このチャイマサラのシナモンは控えめ。しかし、とても深みある上品な香りを感じます。さらにフラワー系の香りが加わり、これは今までにないチャイマサラの感覚です。よりリラックスした香りを楽しめるでしょう。
オーガニックに徹底し、使う人の心を豊かにする『テールドック』
『テールドック』は、ハーブ畑がどこまでも広がり、古くから香水の文化が息づく、南仏プロヴァンス発信のオーガニックブランドです。この紅茶は「ホスピタリティー」というシリーズのひとつ。オーナーが世界中を旅して感じた各国での「おもてなし」からインスピレーションを得たオーガニックブレンドティーです。12種類ある紅茶は、フルーツや天然のスパイス、花びらなどをその国ならではの伝統的レシピを基にブレンドしているとのこと。
どおりで香りに特徴があると思いました。スパイスを強調しがちなチャイマサラですが、それに『テールドック』のプロヴァンス流によって、よりフレグランス的な要素のある紅茶が誕生するんですね。
キュートなデザイン缶は二次利用に便利
紅茶自体の質の良さはもちろんですが、パッケージデザインの可愛さも、思わず手に取ってしまうポイントです。
チャイマサラといえばインド! その象徴というべきインド象のイラストは、一般的に紅茶のパッケージに多用されていますが、『テールドック』のインド象はなんともキュートではありませんか。容器も一般的にあるような筒状のタイプではなく、平たいスリム缶デザインになっているので、他の商品との差別化も明確です。紅茶を楽しんだ後に、小物入れとして使うこともできますね。私ならば、シナモンスティックを入れたいと思いました。
『テールドック』は紅茶の種類が豊富で、デザインも様々。フレーバーでセレクトするよりも好みのイラストで購入したくなります。すでに2つ目の「アーモンド&ピスタチオ ブラックティー」を手にしている私は、次はどのデザインの紅茶にしようか、すでに迷っているところです。
※掲載情報は 2018/06/05 時点のものとなります。
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キュレーター情報
アジアンフードディレクター
伊能すみ子
アジアンフードディレクター/1級フードアナリスト 舞台制作や民放気象番組ディレクターを経て、食の世界へ。調理師専門学校で調理、食文化を学びながら、食の専門家であるフードアナリストとして活動を開始。メディアを中心に飲食情報の提案やアジア各国料理の執筆、講演、講師、レシピ制作などを行う。
「ASEAN食のコンシェルジュ」、「タイフードコンシェルジュ」、「カンボジア旅のリポーター」などの肩書を持ち、食と旅の提案も手がける。年に数回、アジア諸国を巡り、屋台料理から最新トレンドまで、現地体験を専門webサイトにて多数掲載。書籍『専門店が教える スパイスの基本』(PHP研究所)では、レシピを担当。日本にいながらも他のアジア諸国のおいしい料理を楽しめるような、環境作りを目指す。