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“気持ちが伝わる”和菓子「金覆輪(きんぷくりん)」
スイスに駐在していた時に、母が日本から送ってきてくれた荷物の中によく入っていた故郷の和菓子。それが『菅屋』さんの「金覆輪」でした。宝塚に住む母がお気に入りでよくお世話になっているお菓子屋さんの逸品です。
海外にいると、日本の味が恋しくなるもの。チョコレートやクッキーなどの洋菓子も大好きですが、和菓子を美味しい日本茶と一緒にいただくと、気持ちがほっと和らぎます。日本から届く和菓子は、長く続く海外生活の中で、ふと気持ちをほどいてくれるような優しさに満ちていました。
“キンプクリン”という名の響きも可愛い「金覆輪」は、上品な餡に包まれた大きな栗がとても贅沢な逸品。お菓子自体が大ぶりなので、4つに切り分けていただきます。真ん中には大きな栗がまるごと入っていて、とても食べ応えがあります。口に含むとほろっと崩れる上品な餡は和菓子ならではの繊細さを感じさせ、周りを覆っている手芒豆(白インゲン豆)を使った黄身餡は滋味深く、甘さの中にコクがあります。 表面には金箔があしらわれ、なめらかに整えられた姿は凜としていて美しさを感じさせます。
名前の「金覆輪」とは、高貴な方々の大切なお道具や調度品等に金箔の装飾や縁取りを施したもののことを指すそうです。お祝いなどの贈り物にも最適ですし、お客様をお迎えした時も切り分けてお出しすれば、一緒にいただく歓びも分かちあえます。
ぜひ、皆様にも宝塚の銘菓「金覆輪」を召し上がっていただきたいと思います。
■店舗情報
【本店(中山店)】
住所:兵庫県宝塚市泉町19‐14
電話:0797‐86‐4748
営業時間:9時30分~19時00分
定休日:月曜日(祝祭日を除く)
【山本店】
住所:兵庫県宝塚市山本東3‐9‐4
電話:0797‐89‐0980
営業時間:9時00分~19時30分
定休日:月曜日(祝祭日を除く)
※掲載情報は 2018/05/16 時点のものとなります。
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キュレーター情報
Takako'sKitchen主宰
二階堂多香子
子供時代から料理が大好き。初めてのフルコースディナー作りの経験は 10歳の時。家族の喜ぶ姿が嬉しく、料理を通じ人を笑顔にできる、という発見に心躍らせました。
大学卒業後、フランスでの料理遊学を経験し自宅での料理教室をスタート。結婚後は料理教室やケータリングの仕事に励みました。1990年に夫の海外赴任に伴い初めて在外生活をオーストラリアで送ったのを皮切りにブルガリア、イラン、アメリカ(ニューヨーク) 、クゥエート、スイス の6カ国、通算18年間を海外過ごしたことになります。その間夫の勤務の 都合でまとまって東京にいる間には料理教室を継続し今に至りました。
2016年、スイスからの帰国を機に満を持して下北沢の自宅キッチンにて 料理教室、Takako's Kitchen を立ち上げました。 長い在外勤務の間に経験した豊富なおもてなしのノウハウ、各国で覚えた味、世界中の友人達から習ったレシピの数々、そして材料の違うどんな場所でもどんなキッチンでも同じように美味しい味を生み出してきた臨機応変の合理的な調理をお伝えしています。