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侮れない！『ikari』ブランドの実力派「焼き菓子」
今や、百貨店からはじまり、スーパーやコンビニなど、食の世界でも“プライベートブランド”の商品はその地位を確立しています。これまでのメーカー商品同様に、“ブランド”として、お店の名前が入ったプライベートブランド（PB）商品を手に取るお客様が増えていると思いますが、先日出合ったのが、神戸生まれのプレミアムスーパー『ikari（いかり）』の焼き菓子。
兵庫県を中心に展開し、食材の鮮度や質にこだわった商品を揃える人気のスーパー『ikari』。スイーツ激戦地・神戸の看板を掲げて売り出したプライベートブランドの焼き菓子は、良い意味で期待を裏切るクオリティーの高さです。
特に私が気に入ったのは、バターの香りとしっとりとした生地が印象的な「フィナンシェ」。
その美味しさに驚き、思わず箱を見直したところ、なんと『ikari』は洋菓子製造業として、その歴史をスタートしたとのこと。なるほど、説得力のある美味しさは歴史あるお菓子作りのノウハウがもたらしたものだったのかと納得しました。
この他に「チョコレートブラウニー」もあり、カカオの香り、ほろ苦さを感じるチョコレートの風味が豊かで、表面の細かく砕いたナッツとの相性も抜群でした。
かつて神戸の街を行き交った各国領事館の職員や貿易商など、本場の洋菓子の味を知る人々を満足させてきた『ikari』の焼き菓子。素材に妥協せず良質なものを吟味し、手をかけて丁寧に仕上げるなど、こだわりの品質を守り続けてきました。
“上質なもの”が身近に手に入ること喜びを、改めて感じさせてくれる逸品だと思います。
※掲載情報は 2018/04/07 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ファッション評論家
黒部和夫
最大手アパレルでメンズ商品開発室長、プレス責任者を歴任。
日本流行色協会、日本アパレル・ファッション産業協会、日本メンズファッション協会、繊維ファッション産学協議会、ファッション業界4団体の委員を歴任。
服飾に関する豊富な知識と幅広い交友関係を持ち、外見力向上、ファッション教育のスペシャリスト。
プルミエールヴィジョン 「明日のメンズファッションを語る世界の4人」に選出、パリにて世界のファッションジャーナリスト300人に講演。
NY在住の妹、パリ在住の従妹、各国の友人など国際ネットワークによる情報の速さにも定評がある。
欧米のファッション業界関係者から名付けられたニックネーム「カルロ」は国内外のファッション、ＰＲ、雑誌業界関係者に広く知られ、社名の由来となった。
(財)日本流行色協会メンズカラー選定委員。(財)ファッション産業人材育成機構 ＩＦＩビジネススクール特別講師。青山学院大学など各総合大学で講演多数。学校法人杉野学園ドレスメーカー学院特別講師卒業制作審査委員会委員長。
日経電子版「メンズファッション」にて連載中⇒http://style.nikkei.com/fashion/
