春のおでかけはもう計画されましたか？ 遠出もわくわくしますが、ぽかぽか陽気の春には、近くの町をぶらぶらするのも案外楽しいものです。今回は、新宿駅から京王八王子駅を結ぶ京王線沿いにある珠玉の手土産を揃えました。手土産目当てに町歩きを楽しめば、意外な発見があるかもしれませんよ。高尾山や深大寺など東京の見どころも多い京王線でのおでかけついでにはもちろん、春から沿線へ住む方もぜひお役立てください。

北海道産の小麦粉を使ったビスキュイ生地で、デンマーク産のクリームチーズを包み込んで焼き上げました。老舗資生堂パーラーならではできる、口の中でなめらかにほどける、チーズよりチーズらしい、このうえなく濃厚で贅沢なチーズケーキです。１個ずつ大切に包装されているので、職場へのバラマキ用にもおすすめです。

ブランド名：資生堂パーラー
商品名：チーズケーキ 9個入（お取り寄せ可）

初台駅から徒歩５分ほどの閑静な住宅街にあるのが、著書『美食の王様』で知られる美食家の来栖けいさんが手がけるフレンチレストラン＆パティスリー『Bon.nu（ボニュ）』。 クリームと一体化したもっちり食感にうっとりするシュークリーム「ナチュール」や、カカオの華やかで酸味がかった香りに酔いしれる濃厚なガトーショコラ「ノワール」など、シンプルなおいしさにこだわった来栖さんの哲学を感じるスイーツをお楽しみください。

“安全で美味しく可愛い！”をコンセプトに女性のパティシエさんのみで運営されているケーキ屋さん『CONCENT（コンセント）』は、幡ヶ谷駅から徒歩5分。デザイン性の高いケーキが有名なお店ですが、ちょっとしたギフトにと活躍するのが、スティック状のオシャレなかりんとう「KARINTO」です。カリッとした軽い食感は、揚げずに焼いているから。あっさりとしたおいしさで、一般的なかりんとうとは一線を画す味わいに出会えますよ。

フランスや国内の名店で研鑽を積んだ安藤康範シェフのお店『LA CANDEUR(ラカンドゥール)』は、仙川駅からつつじヶ丘方面に歩いて約６分の場所にあります。アーモンド生地にバニラのムースリーヌ、苺の甘みと酸味が合う「フレジエ」や、北海道産牛乳と奥久慈産鶏卵を贅沢に使った「クレームキャラメル」などの生菓子はマストで味わいたいですが、お土産に選ぶなら焼き菓子が最適。素材にこだわるがゆえ賞味期限が短めなのでご注意を。

千歳烏山と仙川に店舗を持つ『LA VIEILLE FRANCE（ラ・ヴィエイユ・フランス）』1843年にパリで創業した同名の老舗で、ルネ・エルマベシエール氏の師事のもと修行したシェフが帰国後にオープンした、クラシックなフランス菓子が楽しめるお店です。ケーキやジャム、マカロンなど豊かなラインナップでとくにおすすめなのが「プチマドレーヌ」。バターの香り高く甘さ控えめ、食べやすいひと口サイズもお土産に喜ばれるポイントです。

下高井戸に本店を構える『旭鮨総本店』は昭和二年創業の老舗鮨店。素材にこだわった味わい深い江戸前寿司を提供しています。目の前でにぎられるできたての寿司をお店で楽しむのも良いですが、持ち帰って公園などでお花見がてら味わうのも春ならでの楽しみ。まぐろの3種をはじめ、ウニ、イクラ、車エビなど、特選素材をぎゅっと詰め込んだ豪華な2段重ねの寿司折「特鮨」は、春のおでかけを特別な思い出にしてくれる一品です。

朝から長蛇の列つくる上北沢駅近くの小さな和菓子屋『静花（しずはな）』。お目当ては「いちごの雫」です。中のいちごが透けて見えるくらいの薄い求肥で巻かれ、いちごと求肥の間にはうすい餡も隠れています。手で持つと求肥がやぶけそうな儚さで、ひと噛みした途端にあまおう苺のジューシーさが口いっぱいに広がります。いちごの季節が終わるまでの季節限定商品で売り切れ必至なレアなお菓子なので、気になる方はお早めにチェックを。

『成城石井』が新たに提案する新業態『グローサラント』はご存知でしょうか。食料品を意味するグローサリーとレストランを掛け合わせた造語で、お店で販売する食材や調味料を使用したメニューが楽しめます。「トリエ京王調布店」だけで扱うのが、1杯で1日の1/3の野菜と果物を摂取することができるという自家製の「スムージー」。見ただけで元気になりそうなビビットなカラーを片手に春のおでかけを楽しんでみてはいかがでしょう。