カステラ『福砂屋』のフクサヤキューブに、老舗が続く理由が見える

カステラ『福砂屋』のフクサヤキューブに、老舗が続く理由が見える

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老舗『福砂屋』さんの新しいキューブパッケージ

カステラ『福砂屋』のフクサヤキューブに、老舗が続く理由が見える

創業寛永元年(1624年)の老舗、『福砂屋』さんは、誰もが知る長崎カステラの元祖といわれているお店。戦後の復興を願ってカステラ作りを始め、素材にこだわるその味は、長崎土産の定番ですし、ファンも多いですよね。長崎出身でない私も幼少の頃からお土産としていただく機会が多かったです。

 

あらかじめ一回分ずつにカットされている一本のカステラの商品はありましたが、今は一回分ごとに箱にはいった個装のパッケージもあること、ご存知ですか?

 

季節ごとに変わるキューブのパッケージはフォークつき

カステラ『福砂屋』のフクサヤキューブに、老舗が続く理由が見える

凄くキュートなパッケージ。開くのもちょっとドキドキですよ! 折りたたんだフォークまでついていて、至れり尽くせりです! それでも中にはあのフワフワで安心する味が入っています(笑)。これなら手がベトベトすることもなく、持ち帰りも便利ですし、大勢でも分けやすいですね。

 

カステラ『福砂屋』のフクサヤキューブに、老舗が続く理由が見える

季節ごとにパッケージのデザインや色彩も変わるので、選ぶのも楽しいですし、限定商品を買ってみても良いですよね。
ただひとつお願いできるなら、せっかく2種類のパッケージが包装されているので、中身も2種類だと嬉しいかなと。『福砂屋』さんの諸事情あると思いますが、願わくば!

カステラ『福砂屋』のフクサヤキューブに、老舗が続く理由が見える

時代に合わせ変化し、続くからこそ「老舗」といえる

創業で決めるわけではなく、「老舗」というのは、続いているから「老舗」といえます。核家族が増えて、一人暮らしの人も多い昨今。大手の老舗ながら、現代のニーズにあわせて臨機応変に新たな取り組みをするのが、長くブランドを守れる理由なのでしょう。

 

そして、卵に感謝し供養する「卵供養」をされているように、素材に対しても感謝や敬意をお持ちなのでしょう。それも長く続く理由だと感じます。

 

カステラは外国人にも食べやすい商品。長崎という戦争の辛い経験を持つ県だからこそ、幸せになる甘いお菓子で、これからも世界中の次世代を楽しませてほしいなあと感じます。

※掲載情報は 2018/03/13 時点のものとなります。

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キュレーター情報

小倉朋子

(株)トータルフード代表/トータルフードプロデューサー

小倉朋子

(株)トータルフード代表取締役/亜細亜大学講師/「食輝塾」主宰/日本箸文化協会代表/農水省関東農政局食育推進ネットワーク幹事/ジャパンビアソムリエ協会マナー顧問/(社)エチケット・マナー協会理事

来世も再来世も食の仕事を!生粋の食マニア。トレンド、食文化、お取り寄せ、マナー、ダイエット、食育、伝統食…専門は広く、多角的に食の提案しています。どんなメニューも可能、店舗、食品関連のメニュー開発から一連のフードプロデュース多数。世界の食事マナーと食を総合的に学び生き方を整える「食輝塾」主宰。20年近く一度も同じ内容せず毎月開催を更新中!

●メディア
NHKラジオ番組3年以上レギュラー講師、日テレ「世界一受けたい授業」、テレビ朝日「芸能人格付けチェック」、はなまるマーケットなど出演、新聞、雑誌連載

●著書
『私が最近弱っているのは毎日「なんとなく」食べているからかもしれない』(文響社)、『世界一美しい食べ方のマナー』(高橋書店)、『愛される「ひとり店」の作り方』(草思社)、『「いただきます」を忘れた日本人』(アスキー新書)、『グルメ以前の食車マナーの常識』(講談社)ほか、ベストセラー多数

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