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北欧に位置するスウェーデンは、冬の時期になると日照時間が減り、長く厳しい寒さが訪れます。そんなスウェーデンの人々は、ホームサウナを持っていたりして、冬でも自宅で快適に楽しく過ごすアイデアをたくさん持っています。グルメに関しても、寒い冬に備えたものや、春の訪れを祝うものが豊富にあり、食事を楽しみながら冬を乗り越えるという食文化は、日本人も参考にできるかもしれません。今回はそんなスウェーデンのグルメをご紹介します。
世界一臭い!「シュールストレミング」の食べ方
スウェーデンの食べ物として最も有名なのが、強烈な臭いを放つことで知られる「シュールストレミング」です。ニシンの塩漬けの缶詰のことを指しており、14世紀にはこの保存は広がっていたのだとか。スウェーデンでも日常的に食卓に並ぶわけではないそうですが、好きな人にはたまらない食べ物です。トゥンブレードという北欧の薄いピタパンの様なパンに、茹でたポテト、タマネギのみじん切り、ゴートチーズやサワークリーム、バターなどを乗せて食べるのが伝統的だそう。一度は体験してみたいスウェーデンの食べ物です。
ブランド名:Roda Ulven
スウェーデンクラフトビールの新星!「CAP Brewery」
「CAP Brewery」はスウェーデンで2012年にできた小さな醸造所で、アメリカのクラフトカルチャーに大きな影響を受けたマティアス・ヘイメンリンがスウェーデンのストックホルムに立ち上げました。CAPは、Curious Audacious Productsの略で、独創的な製品という意味。ボトルのデザインも独創的で、バランスの良い味わいが特徴のクラフトビールです。東京では三軒茶屋駅の北出口を降りて徒歩1分の所にある「Pigalle Tokyo」で飲むことができます。
春を呼ぶ!スウェーデンの国民的スイーツ「セムラ」
シュークリームの様な見た目がかわいい「セムラ」は、マジパン入りのパン生地に、生クリームを挟み、粉砂糖がふり掛けられた甘いスイーツ。ちょっぴりスパイシーなカルダモンも練りこまれているので、大人から子供まで愛されています。甘いものと一緒に「コーヒーを飲む」という意味を持つスウェーデンの言葉「FIKA(フィーカ)」をするのにまさにうってつけのスイーツです。冬が長いスウェーデン人に春の到来を告げるスイーツなのだそうです。
スウェーデンが誇るオーガニックティー「コブス」
FIKAの文化があるスウェーデンは、コーヒーはもちろん紅茶も人気があります。実はスウェーデンはオーガニック食品の生産も盛ん。今回紹介するスウェーデンのオーガニックティーは、1809年に設立された紅茶ブランド「KOBBS(コブス)」のもの。コブスは200年以上もの間紅茶のブレンド技術を開発し続けており、スウェーデンで一番古いお茶会社として親しまれているブランドです。オーガニックの認定マークである「Krav」もついており、スタイリッシュなパッケージは、贈り物としても喜ばれます。
クリスマスの時期に!猫の尻尾のパン「ルッセカット」
クリスマスの時期にスウェーデンで食べる伝統的なお菓子が「ルッセカット」というサフラン入りの黄色いロールパンです。「ルッセカット」はスウェーデン語で「ルシアさんのねこ」という意味もあり、丸まった部分がねこのしっぽのように見えるS字のかわいらしい形をしています。丸まった部分にはレーズンが飾られており、毎年12月13日にスウェーデンでおこなわれるルシア祭では、子供たちが訪れると、各家庭ではルッセカットやコーヒーでもてなすのがスウェーデンの冬の風物詩なのだそうです。
※掲載情報は 2018/02/23 時点のものとなります。
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