記事詳細
紹介している商品
初めて食べた時は衝撃が走った。吸い付くのである。ピーナッツが。
濃厚なピーナッツペーストは、ピーナッツそのものの甘みが抜群なのである。
何せ100%落花生なのだから。
それほど濃厚なピーナッツを生産しているのは、長崎県五島列島の北部に位置する小値賀島。一般財団法人小値賀島担い手公社が中心となり、栽培から加工まで島内で一貫して行っている。
70年近く前、戦時中に子どもたちに美味しいものを食べさせたいと考えた大人たちが落花生を栽培したのが始まりらしい。小値賀島の赤土が落花生の甘みを引き出し、今では島の名産品として世に知られるようになったそうである。
「HAO!」と書かれているピーナッツペーストのラベルの通り、食べたらその濃厚さと美味しさから「ハオッ!」と驚きの声が出るはず。
もちろんそのまま食べても美味しいが、私のおすすめはやはりカレーにプラスすることである。
ピーナッツを加えたスパイスカレーはコクがすごい。スパイスの香りと素材の味、そしてピーナッツのコク。また食べたくなる一品である。
用意する材料は下記のとおり。
ハオ!ピーナッツチキンカレー
【材料】
・鶏肉 500g(ひと口大に切る)
・玉ねぎ 1個(みじん切り)
・トマト 1個(さいの目切り)
・おろしニンニク・生姜 各小さじ1
・水 500ml
・油 大さじ2
・塩 小さじ1.5
・カレーパウダー 小さじ2
・ピーナッツペースト 大さじ1
・ココナッツミルク 100ml
【作り方】
1. 温めた深めのフライパンに油を敷き、玉ねぎを飴色になるまで炒める
2. ニンニク、生姜を加え、香りがたってきたらトマトを加えて水分がなくなるまで炒める
3. カレーパウダーと塩を加えて混ぜ合わせ、鶏肉を加える
4. 鶏肉の表面に火が通ったらピーナッツペーストを加え、水を少しずつ加えていく
5. 煮立ったら弱火にして15分から20分煮込み、最後にココナッツミルクを加える
小値賀島町担い手公社でピーナッツペーストを作る溝端さんと
※掲載情報は 2018/02/06 時点のものとなります。
- 5
キュレーター情報
鎌倉「アナン」三代目
メタ・バラッツ
1984年、鎌倉生まれ。
南インド・ニルギリの高校GSIS(Good Shephered Int’l School)を卒業し、スイス・ジュネーブのCollege du Lemanにてケンブリッジ大学のA Levelを獲得。その後、スペインに留学して経営学と料理を学び、帰国。アナン(株)にて新商品開発やネーミング・新規事業の改革等に携わりながら、北インド・グジャラート出身である父アナン・メタの元で、アーユルヴェーダを基にした料理を実践している。旬の野菜をテーマにしたカフェ「移動チャイ屋」を立ち上げ、出張料理を精力的に展開中。