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和菓子が好きでも「黒あん（餡子）好き」と「白あん好き」に分かれることも少なくはありません。好みは人それぞれですが、白あんとはどのようなものなのでしょうか？「白あん」は、白いんげん豆や白小豆などの白い種類の豆をすりつぶして餡にしたものです。黒あんよりも白あんの方が少しあっさりとしており、上品な甘さなので他の素材と合わせやすいという特徴を持っています。今回ご紹介する白あんを使用したお菓子にも、アイデアを加えたお菓子がたくさんありますので、チェックしてみてくださいね。
味の美味しさと食感が魅力の博多銘菓
博多通りもんの魅力は餡のおいしさ！
和風の白餡ベースに生クリームやバターという西洋菓子のエッセンスも加えられていて食べた時に、とろけるような柔らかさと、甘さは絶品です。
紅く色づけた上品な白餡が◎パリッと香ばしい「老伴」
柳屋奉善の銘菓「老伴」（おいのとも）は、一見すると羊羹のようにも見えますが、糖蜜でコーティングされているパリッと香ばしい最中皮の風味と、紅く色づけた白餡の上品な甘さが特徴の和菓子です。最中の模様は、中心にコウノトリ、両側に「延年」文字を配することで、幸福と長寿を表現している縁起のよい和菓子になります。伊勢土産として買われることが多い銘菓ですので、新しい年に食べるお菓子としてもおすすめです。
白餡好き必見！ふわふわ生地と相性抜群！亀十のどら焼き
浅草 亀十の「どら焼き」は、通常「あん」と「白あん」の2種類が用意されています。
このどら焼きは、大変人気があるため行列になっていることが多く、午前中に売切れになってしまうことが多いのです。どら焼きで「白あん」は珍しい組み合わせですが、生地がふわふわしており甘さもとても上品なので、生地と白あんのバランスよく相性も抜群です。まだ食べたことがないという方は、ぜひ、一度並んでみてはいかがでしょうか？
もちっとした干し柿と白餡のやさしい甘さが◎「長寿柿」
紅家 紅粉屋久右衛門の「長寿柿」は、干し柿の中に白餡をつめ氷餅をまぶした見事な和菓子です。干し柿は、水分を含んだ長野県産の市田柿を使用しています。食べ応えもあり、柿にまとっている氷餅が香りと見た目をゴージャスにしてくれています。干し柿のもちっとした食感と、白餡の柔らかさがマッチしており、自然な甘さが口に広がります。「長寿柿」という縁起のよい名前がついているので、お土産にしても喜ばれそうですね。
しっとり皮が◎優しい白あんの味わいが絶妙「三左衛門」
菓匠 高砂屋の「三左衛門」は、少しもちもちとした生地に滑らかな白あんを包みこんだ和菓子です。生地にはちみつが入っているので、優しい甘さでしっとりとした口当たりに仕上がっています。
姫路城の築城400年を記念したお菓子ということもあり、姫路の方にとって地元を代表する手土産として人気があります。表面には池田家の家紋である、揚羽蝶（あげはちょう）がかたどられているのも情緒が感じられますね。白あん好きの方は、是非一度ご賞味ください。
どら焼きなのにまるでモンブラン！丹坊の「白山」
どら焼き専門店 丹坊の「白山」は、白餡とホイップクリームの上に、和栗を贅沢に使用したマロンペーストが白い山のようにたっぷりと入っています。どら焼きの概念を覆す和製モンブランは、ひと口食べると香り高い栗の風味が広がり、コーヒーにもよく合います。素材にこだわって焼き上げた生地は、まるでスポンジケーキのように「しっとり」「ふんわり」とした絶妙な食感です。和と洋のいいとこ取りのスイーツを是非ご賞味ください。
テレビでも紹介されたしっとりなめらか「農家屋ポテト」
農家屋かわにの「農家屋ポテト」は、さつまいも農家とパティシエが共同開発をしたスイートポテトです。厳選された五郎島金時を素早くペーストし、白あんと生クリームをしっかりと練り込みながら作っているため、和洋折衷の味わいを堪能することができます。自然な風味を損なわないように試行錯誤をして、2015年に完成したという「農家屋ポテト」は、テレビでも紹介されるほどの人気商品になりました。素朴でやさしい味わいが好きな方に、おすすめのスイーツといえるでしょう。
栗がゴロゴロ？！上品でなめらかな「いもくり佐太郎」
福島銘菓「いもくり佐太郎」は、厳選したさつまいもと上品な白あんを使用しており、生クリーム入りの生地に、栗を練りんで焼き上げた、しっとりなめらかなお菓子です。大きな栗がゴロゴロ入っているのが特徴で、上品でなめらかな生地と栗が織りなすハーモニーはクセになります。テレビでも紹介された、甘くておいしい和風スイーツは、保存料や添加物は不使用なのでお子様のおやつにも最適です。
縁起がよい限定品？銀座土産として評判の「銀つば」
銀座鹿乃子の「白つぶ餡銀つば」は、大手亡と大福豆を使用しているため、まろやかで白く美しいひと口サイズの和菓子です。大納言を使用した「銀つば」もあるため、紅白銀つばとして縁起がよいとされ、銀座土産としても大変人気があります。甘さも控え目で品があるため、甘いものが苦手な方にも喜ばれそうですね。きんつばの魅力のひとつでもある、透き通るように繊細な薄衣の食感も最高なので、きんつばが好きな方におすすめしたい逸品です。
洋菓子じゃない？カラフルでおしゃれな「あんこ玉」
舟和本店の「あんこ玉」は、洋菓子のようなカラフルな見た目ですが、色ごとに味が異なる和菓子になります。あんを一個まるごと寒天でくるんだ上品な和菓子なのですが、どれも甘さをおさえた自然な風味が特徴で、白いんげんのあんをくるんだものもあります。とても繊細なお菓子で、寒天が口の中で弾けてなめらかな「あん」が転がるのも「あんこ玉」を楽しむポイントです。あんことしては珍しい、みかんや苺などのあんこ玉もありますので、一度は味わってみたい和菓子ですね。
※掲載情報は 2018/01/20 時点のものとなります。
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