コロンビア・カリブ海沿岸地域のグルメを堪能するガストロノミー“驚きと感動の夜”

コロンビア・カリブ海沿岸地域のグルメを堪能するガストロノミー“驚きと感動の夜”

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ひと皿ごとに期待が高まる!驚きに満ちたコロンビア伝統料理

コロンビア・カリブ海沿岸地域のグルメを堪能するガストロノミー“驚きと感動の夜”

2017年11月24日コロンビア大使公邸。この日、ゲストを迎えてくれたのは、この日のために、静岡県から駆けつけた「Colombia en Carnaval (コロンビア・エン・カルナバル)」の皆さんによる、陽気な音楽に、笑顔はじける情熱的なコロンビア伝統の民族舞踊。

コロンビア・カリブ海沿岸地域のグルメを堪能するガストロノミー“驚きと感動の夜”

歓迎のサプライズな演出で始まったのは毎年、コロンビア大使館が行っている文化事業「Colombian Gastronomy Week 2017」です。

 

今回のイベントではコロンビアの食文化を実際に体験していただこうと、ippinで活躍する13名のキュレーターをお招きして、日本ではまだまだ知られていない、コロンビア北部のカリブ海沿岸地域の伝統料理を味わっていただきました。

 

コロンビアは日本の国土の約3倍の広さを持ち、気候風土など、大きく5つの地域に分けられます。その中でも、カリブ海や大西洋に面した沿岸地域は古くから魚が食べられてきた地域で、魚や海老といったシーフードを使った料理が盛んです。

 

そんな食文化をご紹介するため、大使公邸シェフのレシエル・ゲレロ氏が伝統料理を伝えながらも、現代の食文化にマッチしたオリジナルメニューによるディナーを考案。集まったゲストに洗練されたコロンビア料理を体験していただきました。

 

そこには、ひと皿ごとに高まる期待と驚きに満ちた素晴らしいディナータイムが待っていました!

AREPA DE HUEVO / アレパ・デ・ウエボ

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前菜として登場したのは、アレパ・デ・ウエボ。南米はトウモロコシを使った料理が盛んで、日本では珍しい「白いトウモロコシ」を使ったメニューです。今回のアレパ・デ・ウエボはウエボ(卵)が中に挟んでありますが、そのままのアレパもあります。SUERO COSTENO(スエロ・コステーニョ)と呼ばれる酸味の強いサワークリームが添えられていて、米料理やグリーンバナナで作るパタコンなどにも合わせられます。

 

サクッと揚げられたトウモロコシの生地は歯ごたえもありますが、中はほっくりとしていて食べ応えがあります。香ばしいトウモロコシの風味に酸味のあるサワークリームのコクが加わり、満足度の高い前菜です。

アレハンドロ・ポサダ全権公使が同席し、コロンビアの食材や食文化について、キュレーターの方からの質問に答えていきました。初めてコロンビア料理を味わう方も多く、ひと皿ごとに、熱心にカメラを構え、メモをとる姿もみられました。

ENCOCADO DE LANGOSTINO / エンコカド・デ・ランゴスティーノ

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白身魚をココナッツ風味のソース“オガオ・ソース”で味付けしたひと皿。

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魚の下には、コロンビアではポピュラーなグリーンバナナを潰して平らにして揚げたPATACON PISAO(パタコン・ピサオ)が敷かれています。料理の付け合わせとして、魚や肉料理と一緒に添えられることが多く、一緒にトマトなどの野菜を使ったサルサが添えられます。

SANCOCHO DE PESCADO / サンコチョ・デ・ペスカード

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コロンビア伝統の食器を使って配られたのは、カリブ地方伝統の魚を使ったスープ料理。

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ティラピア(カワスズメ科の白身魚)をメインに、キャッサバやジャガイモ、タマネギ、グリーンバナナなどが加えられ、とろっとしたスープに仕上がっています。濃厚な魚のスープにコリアンダーなどのハーブの香りが合わせられ、後味はとても爽やかです。
レシエルシェフは、フレッシュなアボガドを添えることで、アクセントを加えていました。

 

この魚のだしがきいた深みのあるスープは魚料理に親しんだ日本人の口にも良く合い、ゲストの中でもとても人気の高いメニューでした。

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MASATO DE PINA Y ARROZ / マサト・デ・ピニャ・イ・アロス

魚料理の後に出されたのは、発酵飲料の「マサト」です。米や砂糖とパイナップルを使って発酵させて作られる飲み物で、まさに、爽やかな乳酸菌飲料のような味わい。なめらかな口当たりで甘味と酸味が絶妙なバランスで、香り付けのクローブやシナモンなどスパイスの風味が効いています。

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特に女性の方にお薦めの飲み物で、コロンビアでは「マサトを飲むと美人になる」といわれています。日本でも甘酒などの発酵飲料の人気が高まっていますが、コロンビアにも伝統的な発酵文化が根付いていたことを知った皆さんも大変驚いていました。

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POSTA CARTAGENERA Y ARROZ CON COCO / ポスタ・カルタヘネラとアロス・コン・ココ

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メインディッシュは、4時間かけて煮込み柔らかく仕上げた牛肉を、パネラ(黒糖
)とスパイスをあわせたサルサと香り付けのクローブを加えてさらに煮込んだコロンビア伝統の肉料理「ポスタ・カルタヘネラ」。独特の黒っぽい色は長時間かけて煮込んだ証。煮汁の色が肉にしみこみ、艶を帯びながら黒くなることから、「カルネ・ネグラ(黒い肉)」とも呼ばれています。

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付け合わせには、米をココナッツミルクで炊いた「アロス・コン・ココ」を添え、カルタヘナの郷土料理を楽しんでいただきました。

 

とろけるような柔らかい肉の食感に驚かれる方も多く、初めてのコロンビア料理を楽しんでいただきました。

PITAYA / ピタヤ

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ディナーの最後を締めくくったのは、コロンビアではよく食べられている「イエロー・ピタヤ」というフルーツとアイスクリームの盛り合わせです。「イエロー・ピタヤ」は独特の色、形を持ったトロピカルフルーツの一種です。現在日本でも、コロンビア産イエロー・ピタヤを通販や専門店で購入することができます。美容と健康に関心の高い日本では、今後さらに注目が集まるコロンビア産フルーツのひとつとなりそうです。

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表面の皮の色は鮮やかなイエロー。見た目はピンクのドラゴンフルーツと似ていますが、味は濃厚で、甘味が強くしっかりとしています。あと味がすっきりしていて、爽やかなので、食後のデザートにお薦めです。

 

食物繊維やミネラル、ビタミンといった豊富な栄養分も魅力で、手軽に水分補給もでき、食事の後に摂ると消化を助ける働きもあるといわれています。100gあたり50カロリー未満と低めなので、カロリーを気にされている方にも嬉しいフルーツかもしれません。半分に切ってスプーンで果肉をすくって食べる食べ方が一般的です。

コロンビア郷土料理がもたらした大きな感動

今回のコロンビア・カリブ海沿岸地域の郷土料理をテーマにしたスペシャルディナーを担当した大使館公邸シェフのレシエル・ゲレロ氏。参加された全員から、感謝の気持ちをこめた温かな拍手がレシエル氏に送られました。

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ひと皿ごとに驚きと感動を与えてくれたコロンビア郷土料理。日本の食文化とはまったく違う文化でありながらも、受け継がれてきたレシピの中には、伝統の知恵が数多く隠されていました。

 

レシエルシェフの、伝統を重んじながらも、現代風のアレンジで生み出された今回の料理の数々。食を通して、コロンビアの新たな魅力を発見していただくことができました。

 

食事の後は、コロンビアが誇るコーヒーを心ゆくまでゆっくりと楽しんでいただきました。

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コロンビア大使館全権公使アレハンドロ・ポサダ氏(写真前列中央)とジョン氏(写真後列右端)、秘書の窪田有佳子氏

 

【写真上段左から】三代秀石 堀口徹様、荒岡俊行様、菊地賢一様、山田玲子様、宮原昌子様、鬼頭郁子様、佐藤玲子様、尾田衣子様、山田好美様、スイーツ番長
【写真下段左から】花瀬めぐみ様、岩谷貴美様、藤田みさ様

※掲載情報は 2018/01/10 時点のものとなります。

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コロンビア共和国大使館

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アメリカ大陸発見者コロンブスが国名の由来であるコロンビアは、カリブ海と太平洋に面した南米の北西に位置し、南米大陸の玄関とも呼ばれています。カリブ海の美しいビーチ、雪に覆われた山々、多様な生物が生息する熱帯雨林のジャングル、砂漠地帯などコントラストに富んだ豊かな自然に恵まれています。アンデス山脈では、香り豊かでマイルドなコーヒーを生み出され、また花の生産も盛んに行われています。コロンビアは「花の国」でもあり、世界第2位の生花輸出国で、日本へは多くのカーネーション、バラ他が輸出されています。高品質の輝かしいエメラルドも代表的な産物です。自然と同じく、豊かな文化も魅力のひとつで、先住民、スペイン人、アフリカ人、3つの人種の文化が融合されており、これは食文化にも影響を与えています。多様で豊かな文化は人々の誇りです。様々な地形、神秘と冒険にあふれる歴史、人々、文化は、何世紀もの時代を超えて世界から愛されてきました。こちらのサイトでは、コロンビアコーヒー文化やクリスマスィーツについてお伝えします。

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