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ふなずしのエキスを注入するロールケーキ!?
ホテル評論家として、琵琶湖は2018年注目のエリアだ。京都のホテル活況、稼働率や料金の上昇などで、ここ数年にわかに脚光を浴びている琵琶湖周辺のホテル。京都駅からJRで20分弱という至便なアクセスは見過ごされがちなところがもったいない。
琵琶湖エリアの魅力を発信しようと、各ホテルではさまざまなプランを打ち出している。中でも、大津駅からのアクセスが良好な『びわ湖大津プリンスホテル』は、琵琶湖を一望できる絶景ビューが最高。リニューアルもすすめられており、一度は訪れたいホテルだ。
琵琶湖エリアで外せないのがご当地グルメ。滋賀県は古くから東日本と西日本を結ぶ交通の要衝で、特に大津は港街として栄えてきただけに魅力もひとしお。『びわ湖大津プリンスホテル』の多彩なレストランでも存分に堪能できる。
港街をテーマにリニューアルされたロビーは、コンセプトがLively Port(活気ある港)。ロビーラウンジ「Port NIO」には、パンやケーキを気軽にテイクアウトできるアイランドスタイルのカウンターが新たに設けられた。
人気メニューの中でも、ご当地グルメ「ふなずし」をテーマにしたテイクアウトメニューには驚き。「ふなずしスフレ」は、滋賀県特産物のふなずしをペーストにしてチーズケーキに練りこんで焼き上げている。
中でも注目の「ふなずしロール」は、白く焼き上げたロール生地でふなずしの香りを移したホワイトチョコレートのクリームを巻きこんだもの。特にふなずしロールに刺さっているチューブ入りふなずしエキスが印象的。
ふなずしのほのかな香り、独特の風味と酸味を感じるメニューにして、エキスを増量できるよう加えられたチューブだ。隠し味にまで心を配ったご当地フィーチャー。地元のゲストも納得の琵琶湖愛を感じる逸品だ。
※掲載情報は 2017/12/29 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ホテル評論家 旅行作家
瀧澤信秋
ホテル評論家、旅行作家。All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会会員。日本を代表するホテル評論家として、利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などへの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また、旅行作家としても旅のエッセイなど多数発表、ファンも多い。2014年は365日毎日異なるホテルへチェックインし続ける365日365ホテルを実践中。「365日365ホテル 上」(マガジンハウス)として上半期のホテル旅の記録をホテルガイドも兼ねて上梓した。著書に「ホテルに騙されるな!プロが教える絶対失敗しない選び方」(光文社新書)などがある。