ご贈答品としてはもちろん、地方への旅行や帰省のお土産としても定番のジャム。ブルーベリーやマーマレードといったおなじみの味だけでなく、さつまいもや梅など季節の味わいも登場するジャムですが、なんといっても大定番はいちごジャム。いくつかをお土産に選ぶときも必ず一つはカゴに入れてしまう人も多いのでは？ 今回はみんなが大好きないちごジャムばかりを揃えました！ 定番なのにß個性豊かな味わいを楽しんでくださいね！

宮崎県日南市のいちご農園で収穫したてのいちごをたっぷりと詰め込んだ、無添加手作りジャムからご紹介しましょう。日照量の豊富な日南市で約2万株のいちごを栽培している『南イチゴ農園』では、その日にとれたいちごを手作業で一粒一粒へたを取り、3日間かけてじっくりと煮詰めます。加えるものはグラニュー糖とおなじく無農薬で作ったレモンだけ。いちごのおいしさそのものを味わいたい方に手にとっていただきたい名品です。

続いては軽井沢からもいちごと砂糖のみという、実にシンプルな材料で作られたナチュラルないちごジャムえおお届けします。一般的にジャムに使われることが多い増粘安定剤のペクチンを使用していない『軽井沢農園』のこだわり製法のジャムは、砂糖の配合も抑えられており、華やかさはありませんが毎日食べたくなるようなほっとする味わいです。他にもブルーベリーやラズベリー、オレンジママレードがあるのでチェックしてみて。

和歌山県御坊市は、海と山に囲まれた土地と温暖な気候が特徴。そんな豊かな環境で大切に育てられている和歌山オリジナル品種のいちご“まりひめ”を贅沢に使用しているのが『KINOKUNI FARM』の「ストロベリーシロップ」です。口当たりの良い自然な甘さが最大限に引き出されたシロップは、トーストはもちろん、さらりとしているのでシャンパンに入れてラグジュアリーなカクテルにしてもロマンティックな楽しみ方ですね。

ジャムラバーの方にはおそらくおなじみな、鎌倉土産としても大人気の『ロミコンフィチュール』。季節の旬を取り入れたフルーツジャムはもちろん、ミルクジャム、シロップやレモンクッキーなど、どれも落ち着いた味わいが人気。シンプルないちごだけのジャムも良いですが、こちらのお店に訪れるならいちごとフランボワーズや、いちご・ミント・黒胡椒といった、組み合わせの妙が楽しめる変わり種のいちごジャムを試してみては？

美しい赤色が印象的なこちらは、辛口料理家としてメディアでもおなじみな斉藤美穂シェフがオーナー『ミホ・シェフ・ショコラティエ』のあまおうとフランボワーズを煮詰めた完全手作りコンフィチュール「フリュイルージュ」。ただ煮詰めるだけではなく、旬の素材のフレッシュ感を保ちながら本来の旨みが最高の美味に達したところを見極めて瓶につめた、新鮮な果実と職人の技の結集ともいえる一瓶です。

東京・中野の閑静な住宅街にあるシンプルな一軒家『アトリエ・フォーク』は、暮らしの民芸品や天然酵母を中心としたパン、お菓子・ジャムの教室と販売をしているお店。春から夏、秋から冬と季節に合わせた旬の食材を組み合わせて10種類以上を作っているジャムは、ちょっとゆるめでヨーグルトともよく融け合わさり、パンに塗っても程よい甘味でやさしい味わいです。いちごとラズベリーのジャム「Sparrow」は赤いスズメが目印です。

東京・用賀にあるパティスリー『Ryoura』の「いちごとバニラのコンフィチュール」は、鮮やかないちごの赤とビーンズがたっぷり入ったバニラの白のツートーンカラーがとてもキュート。蓋を開けた途端、いちごの粒がごろっと入っていて、甘酸っぱいフルーツとバニラの良い香りが広がります。センスの良い青いパッケージも素敵なので、ギフト用にも選ばれています。