年始のご挨拶でうかがう先への手土産や、「今年もよろしくお願いします」の気持ちを込めてお配りするプチギフトなど、お年賀を選ぶならスイーツは鉄板。切り分けてシェアできるケーキや、気軽に食べられる焼き菓子、子どもたちも喜ぶインパクト大の新感覚スイーツなど、相手の状況によってベストな品物を選ぶのがポイントです。お年賀なので、ちょっと特別感があるとなお良し。今回は大阪で見つけたお年賀にピッタリな上品スイーツを紹介します。

阪急宝塚線豊中駅から徒歩約5分の場所にある『チーズケーキショップ ヒキタ』。チーズ鑑評騎士である疋田氏のプロデュースによる、チーズケーキの専門店です。ベイクド、レアチーズなど、いろんな味わいのチーズケーキが揃っています。中でも、オーストラリア産クリームチーズと北海道産の生クリームを合わせてシンプルに仕上げた「究極のレアチーズケーキ」は、程良い酸味が効いていて白ワインにもよく合います。ちょっと珍しい「ゴルゴンゾーラのチーズケーキ」は生地に蜂蜜が使われているので、ブルーチーズが苦手な人でも抵抗なく食べられます。

滋賀県守山市に本店のある『ドゥブルベ・ボレロ』は、大阪市営地下鉄本町駅のそばにイートインスペースを備えたショップがあります。手土産におすすめなのが「アイアシェッケ」という名前の濃厚ベイクドチーズケーキ。ドイツ東部ドレスデンの地方菓子で、そぼろ状のクッキーの下に、バターとカスタードクリームの層、レーズンの入ったクリームチーズの層、そして一番下がクッキー生地の4層仕立てになっています。美味しさもさることながら、細長いロングタイプ、ハーフタイプ、正方形の紙箱入り、木箱入りと、人数やシーンに応じてサイズやパッケージが選べるのもポイントです。

大阪の地下鉄四つ橋線肥後橋の近くにあるパティスリー『Seiichiro,NISHIZONO』。西園誠一郎シェフパティシエの作り出す華やかで繊細なツイーツは、女性を中心に大人気です。生菓子よりも気軽に持ち運べて、ちょっとしたプチギフトにもぴったりなのが、お店のスペシャリテでもあるフランスの伝統菓子「ヌガー・モンテリマール」。ザクッ、ほろっとした食感で、スライス状のアーモンドやピスタチオがたっぷり使われているのが特徴です。これには、ヌガーに対するイメージが変わること間違いなし。美しい色合いにも、つい見とれてしまいます。

東大阪市内に3店舗のブティックがある地元の有名店『ルジャンドル』。こちらで注目のスイーツは、切り株のような形をしたハードタイプのバームクーヘンの中に、チーズケーキの種を流し込んで2度焼きした「タイズバウム」。バームクーヘンとチーズケーキが同時に楽しめ、外のバームはザクザク、内側はしっとり濃厚なチーズのコクが口の中に広がります。こんがり焼き色の付いたバームは、まるで切り株そのもの。箱を開けたときの子どもたちの歓声が聞こえてきそうですね。

フランス産発酵バターを使ったスイーツの専門店『エシレ・マルシェ オ ブール』。関西初の店舗が阪急うめだ地下2階にあります。ここでは、大阪でしか買えない「ブリオッシュ」や、焼き上がるたびにたちまち売り切れてしまう「オムレット・ブール」が大人気。1日4回の焼き上がり時間を狙ってゲットするのはちょっと大変ですが、だからこそ手土産をもらった相手の喜びはひとしお。さっぱりしているのにコクのあるエシレのバタークリームと、ふわふわもちもちのビスキュイ生地のハーモニーが楽しめます。

関西では阪急うめだ本店にしかない焼き菓子のお店『ビスキュイテリエ　ブルトンヌ』。商品パケージはミントブルーで統一され、それだけでもかわいらしくて女性好み。9月からに新たに登場した「プティ・フィナンシェ・アソルティ」は、ミニサイズのフィナンシェの詰め合わせ。秋冬限定商品で、フランボワーズ、プレーン、キャラメル・アマンド、ショコラ・ノワゼットの4種類のフィナンシェは、どれも本格的な味わいです。