ドイツが誇る芸術品 「マイセン磁器」をより楽しむドリップコーヒー

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ドイツのエルベ川沿いにある小さな街マイセンは、「マイセン磁器」によって世界中の人に知られていますが、このマイセン磁器を作らせたアウグスト王が、大のコーヒー好きで、コーヒーを飲むために、マイセン磁器を作らせたと言っても過言ではないという事をはじめて知りました。ドイツに初めてコーヒーが入ってきたのは1668年のハンブルグ。アウグスト王は1696年にライプツィヒ見本市で、コーヒーを口にし、その虜になったそうです。そして1710年にマイセン磁器製作所が設立され、その後、マイセン磁器では、素晴らしいコーヒーセットがたくさん作られています。ドイツ人のコーヒー好き、マイセン磁器をはじめとする素晴らしいコーヒーカップ&ソーサーや、ポットなどの食卓芸術品を発展させていったのですね。

ドイツが誇る芸術品 「マイセン磁器」をより楽しむドリップコーヒー

先日、機会がありマイセンのコーヒーセットで、クリスマスティーパーティーをイメージしたテーブルを作らせていただきました。クグロフや、シュトーレンと一緒に飾ったのは、マイセンのオリジナルコーヒー。このマイセン コーヒーは、マイセン磁器の日本総代理店さんが、「コーヒーをマイセン磁器で愉しみたい」という方のために、国立マイセン磁器製作所の許可を得て2012年から発売しているそうです。その香りと味は、とても上品。早速、マイセン磁器のコーヒーカップをコレクションしている友人に教えてあげたいと思いました。ドリップコーヒーは3種類ありますが、特に私は有機栽培にこだわった豆を配合したオーガニックブレンドがおすすめです。以前、マイセンを訪れた時に、マイセン磁器博物館、アルブレヒト城を見学し、マルクト広場のカフェでコーヒーを飲みました。聖母教会のマイセン磁器のカリヨンが時報を奏で、とても豊かな時間を過ごしたことを思い出しました。素晴らしいコーヒーカップでいただく、美味しいコーヒー。大人の贅沢ですね。豊かな人生が広がりそうな感じがします。

ドイツが誇る芸術品 「マイセン磁器」をより楽しむドリップコーヒー

ドリップコーヒー、オーガニックブレンド、¥700(税別)

※掲載情報は 2017/12/20 時点のものとなります。

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キュレーター情報

鬼頭郁子

フラワー&テーブルコーディネーター

鬼頭郁子

「旬を取り入れた花とテーブルの教室」は、少人数制のレッスンで着実に実力が向上すると、主婦からプロまで幅広く支持され、全国から生徒さんが通う。サロン主宰やスペシャリストを目指す方も多く、多数の教室主宰者を輩出、その育成やサポートにも力を入れる。教室運営のほか、トップブランドのコーディネートやプロモーションに関わるなど、多くの企業の花や食文化に関するセミナーをおこなっている。2014年、銀座5丁目にライフスタイルを彩るテーブルウェアなどの、セレクトショップ「イザベラ コンスタンチン」をオープン。著書も多数。

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