都内でも大きい駅のひとつ上野駅。構内や駅周辺にはお店も多いので、いざお土産を選ぼうと思っても悩んで時間だけが過ぎてしまい、結局いつもと同じものに決めてしまった、なんて経験はありませんか。せっかくなら、センスがよいと褒められる手土産を選びたいもの。今回は帰省や職場、親しい友人に喜ばれるおすすめのスイーツを紹介します。上野限定の可愛い商品や誰もが親しめる定番のお菓子まで、いろいろピックアップしましたので参考にしてくださいね。

上野広小路の「岡埜栄泉」は地元の和菓子好きなら、誰もが名前を聞いたことがある有名店です。ここの「豆大福」は大変人気が高く、午前中で売り切れてしまいます。毎朝、北海道の小豆を使用した餡の甘さから煮出し、つぶし方まで丁寧に手づくりしているのがこのお店のこだわりです。豆がゴロっと入っていて小振りながら食べごたえも十分。保存料や着色料を一切使用せず、日持ちしませんが手土産としても幅広い世代に喜ばれます。

かしこまったものでなく、気軽につまめるお菓子の手土産が欲しい。そんな場合におすすめなのが、「厚切りバナナチップトースト」です。上野アメ横通りにある「小島屋」の商品で、その名の通り、パッケージの中には厚切りされたバナナチップがボリュームたっぷりに入っています。ドライフルーツと健康食品の卸問屋でつくられているので、ヘルシーにココナッツオイルで揚げているのもうれしい魅力。そのままで食べるのはもちろん、アイスのトッピングやスプーン代わりにしても楽しめますよ。

今、上野の1番の話題と言えば、上野動物園で誕生したばかりのパンダの赤ちゃんではないでしょうか。そんなおめでたい話題にあやかり、パンダのスイーツもたくさん登場しています。芋ようかんで知られる「舟和」では「手作り ぱん玉」を販売。人気の和菓子「あんこ玉」をアレンジしたもので、プルンとした寒天に白と黒の2層の餡が包まれています。可愛らしいパンダの顔はインスタ映えもしそうですね。上野エキュート店でしか買えないので、珍しい手土産としていかがでしょうか。

上野の改札口近くのエキュート上野に入っている「シレトコファクトリー」。北海道標茶町のドーナツ工房で、手づくりされた焼きドーナツが好評です。エキュート上野オリジナルマスコット「うえきゅん」とコラボしたドーナツはここだけの限定品になります。キュートなデコレーションが、インパクトありますね。味も中標茶産のハチミツを使っているため、やさしい甘み。1個から買えますが、手土産なら、いろいろなフレーバーが入った「うえきゅんコロコロ12個入り」がおすすめです。

味はもちろん見た目にもこだわりたい手土産なら「エクレールラスク」がピッタリ。NHKドラマの製菓指導も務めたパティシエ、辻口博啓シェフが手掛ける「和楽紅屋」による新感覚和スイーツです。ポップな色合いの上掛けチョコのエクレールをラスクにアレンジし、サクッとした食感ながら、お口の中でとろけるような味わいを堪能できますよ。エキュート上野店で買えるので、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

チョコ好きにはたまらないスイーツがエキュート上野店に入っている「ブールミッシュ」の「ミニトリュフケーキ」。ミニとはいっても、濃厚でしっとりとしたショコラ生地の中にトリュフチョコが丸ごと入った贅沢なケーキです。本店は銀座にあるフランス菓子専門の老舗なので、どのスイーツも高級感があります。定番のチョコだけでなく、宇治抹茶味もあり、こちらは濃厚な抹茶とマロンペーストの組み合わせが絶妙な味わいです。どんなシーンでも喜ばれる手土産ではないでしょうか。

和菓子の専門店「黒船」は「つくりたてを、つくりたくて」というコンセプトの元、素材にこだわったお菓子を販売しています。生菓子だけでなく、焼き菓子も好評で、「焼き菓子詰め合せ」はさまざまな種類の味や食感が楽しめる人気商品です。チョコラスクや堅焼きワッフル、カステラをアレンジした焼き菓子はどれもソフトな食感。スタイリッシュなパッケージも魅力的で、大切な人やお世話になった方への手土産として重宝しそうです。松坂屋に上野支店があるので立ち寄ってはいかがでしょうか。

どうしても手土産が見つからない時に、迷うことなく安心して選べる虎屋の「羊羹」。風格ある和菓子として普段のおやつからお使いものまで、幅広いシーンで親しまれています。当時、老舗店では珍しかった個別舗装の小型羊羹もいち早く販売され、今ではひと口で気軽に食べられると好評です。定番の「夜の梅」や柔らかな甘みの「はちみつ」、「紅茶」や「松茶」など、いろいろなフレーバーを楽しめるのも魅力的。日持ちするので、遠方への帰省などにいかがでしょうか。

スコーンというとイギリスのビスケットのイメージですが、「国分寺キィニョン」の「しっとりスコーン」はまるでケーキのようなふわふわとした食感が特徴です。柔らかさの秘密は上質の生クリームを生地に使っていること。しっとりと滑らかな口当たりで、1個、2個とあまりの美味しさについ手が伸びてしまいます。種類も豊富で定番の味のほか、フルーツを使った新作も季節ごとに登場。エキュート上野店にはパンダのパッケージが可愛い「うえきゅんセット」も販売されていますよ。

上野広小路を訪れたなら、ぜひここでしか手に入らない手土産を買い求めてはいかがでしょうか。昭和初期から営業している老舗の和菓子屋「うさぎや」の「どらやき」は日持ちしないながらも、行列が出来るほどの人気の商品です。下町のスイーツとして長年愛されており、少年時代を地元の上野で過ごした池波正太郎のエッセイにもどらやきの思い出が綴られています。近所の姉妹店「「うさぎやCAFÉ」で、朝のみ提供している「うさパンケーキ」もおすすめですよ。