ふわふわできめ細やかな生地でやさしい甘さが心地よいシフォンケーキは、世代を問わず愛されているスイーツのひとつ。シンプルだからこそ、実力の差が明確に出るケーキでもあります。今回は下の肥えた食のスペシャリストをも魅了する実力派のシフォンケーキばかりを揃えました。ちょっとした差し入れから、小さなお子さんのいるご家庭への手土産まで、さまざまなシーンで活躍するシフォンケーキの魅力をお届けします！

東京・青山のイタリアンレストラン『HATAKE AOYAMA』で総料理長を務める神保佳永さんのおすすめが、高知県にある『ジョエル』の2種類のココアを使った「チョコレートシフォンケーキ」。ご自身もケーキを手がける神保さんですが、こちらのケーキは使っている材料や素材、焼き時間などにも細かくこだわりがあることが感じられるのだそう。オンラインでもオーダー可能ですので、シェフを唸らせるこだわりを感じてみては？

手土産選びに精通する秘書の依田早苗さんが自らファンと称するのが、福岡のシフォンケーキ専門店『しふぉんはうす あていん』で開店時より不動の人気NO.1を誇る「プレーンシフォン」。国産小麦など厳選した材料を使用し、膨張剤を一切使わずに泡立てた卵白の力のみで丁寧に焼き上げられています。しっとりフワフワ甘さ控えめなので、甘いものが苦手な男性にも是非味わっていただきたい逸品です。こちらもオンライン注文可能です。

静岡市の無添加シフォンケーキのテイクアウト専門店『Cana(サナ)』の「無添加シフォンケーキ」を紹介してくれたのは、食のトータルプロデューサーである松本侑己さん。素材選びと無添加にこだわっているので、お子さんのおやつや大切な方への手土産、また自分自身へのご褒美に利用しているのだとか。モチッとした弾力がありながら、きめ細やかでふわっふわのケーキは、ひと口ほおばれば思わず笑顔になってしまうやさしい味わいです。

長野県飯山市で、無肥料のお米や野菜を作っている『やよい農園』。そこで大人気なのが自家製のお米を使った「米粉シフォンケーキ」。使用する米粉は栽培期間中、農薬不使用。グルテンフリーなので小麦アレルギーの方も安心です。フードコーディネーターのhiroさんは、シフォンケーキは小麦粉よりも断然米粉がおいしい！と感じたのだそう。卵のおいしさが引き立つ「プレーン」のほか、野菜やフルーツを使ったケーキも揃えています。

料理を中心にライフスタイルを提案しているY+Associates 代表の麻生要一郎さんは、シフォンケーキがたまに無性に食べたくなるのだそう。そんなときの御用達が茨城県ひたちなか市にある『Pompon Dahlia』の「シフォンケーキ」。定番の紅茶をはじめ、キャラメルやチョコレート、抹茶小豆のほか季節限定まで、シフォンケーキ専門店ならではのフレイバーを揃えています。一切れ食べるともう一切れ食べたくなる後引くおいしさです。

ホテル評論家の瀧澤信秋さんイチオシは、もちろんホテルメイドのシフォンケーキ。千葉県の成田空港近くにあり、リゾートホテルの要素も強いデラックスホテル『ラディソンホテル成田』で今年の夏に新発売されたのが「シフォンケーキ」です。プレーン１種類という潔さもさながら、デラックスホテルに宿泊する大人に向けたシフォンケーキは甘さが控えめでやわらかな口どけが印象的。テイクアウトスイーツとして大人気を博しています。

滋賀県南部の里山にあり、廃校になった農業学校跡に作られたカフェ『パティスリーミア』。アートディレクターの植原亮輔さんがここを訪れると必ずオーダーするのが「シフォンケーキ」です。甘すぎずふわっふわで、ここのを食べたら他のシフォンケーキは食べられないと思うほど、夢中なのだとか。ふわふわすぎてフルーツをのせられないというシフォンケーキには通販もOK。お店では相性抜群な特製生クリームが添えられています。