記事詳細
紹介している商品
贈る人に幸せをもたらすドラジェは、お祝い事には欠かせない
ブリュッセルの中心街から少し離れた静かな場所に位置するヴァンパリス本社。125年以上というその歴史を感じさせる重厚な建物の中に、工房を構えています。
ヴァンパリスはチョコレートにカラフルな砂糖のコーティングした「ドラジェ」や、ナッツやフルーツ、コーヒー豆などをチョコレートでコーティングしたお菓子、宗教行事に欠かせない伝統の砂糖菓子などを製造しています。丁寧で質の高い製造技術で、さまざまな商品展開を行っています。
またオリジナル商品の製造をはじめ、国内外の高級ブランドからのOEM(受託製造)を請け負っています。
本社内には、当時の製造工場の写真なども飾られており、ノスタルジックな雰囲気を漂わせ、長いブリュッセルの地で築いてきた歴史を感じさせます。
こちらはドラジェの中心となる、チョコレートのプレートを製造している工程です。使用しているのは、ベルギーを代表する老舗チョコレートメーカーのカレボー製のチョコレート。ドラジェの中心に使われるチョコレートに重要なのは滑らかな口どけ。品質の良いカレボー製チョコレートを100%使用しているからこそ、ベルギーをはじめ、ヨーロッパ各地の多くの人に「ヴァンパリス」が愛されるのです。
ドラジェの芯となるチョコレートを、砂糖でコーティングしていきます。最後の色づけ作業はムラがなく均等にするために、高速で大きな釜を回転させなければいけません。すべて機械任せではなく、人の目で管理することで、その品質は保たれています。
中でも、一番手間がかかるのが、銀箔を使ったシルバードラジェの製造。ひとつひとつ丁寧に箔付けを行っていくため、熟練の職人が目を話さず、小さな回転釜で調整を繰り返します。
出来上がったシルバードラジェは、まるで鏡のようにキラキラと輝いています。均等に重ねられた銀箔は、表面にキズなど一切ありません。経験を積んだ職人ならでは技術です。回転を止める最適なタイミングを逃がさず、取り出します。
出来上がったドラジェは色ごとに仕分けされ、手作業で箱詰めされていきます。微妙なグラデーションカラーの美しいドラジェを間違えることなく正確に詰めていく作業は集中力を要し、決して簡単なものではありません。
日本では馴染みの薄いドラジェですが、ベルギーなどヨーロッパでは、大切な人に贈る「幸せのギフト」として親しまれています。
春のイースターから始まり、ハロウィンやクリスマス、バレンタインデーなどの宗教行事はもちろん、結婚式や出産祝いなど、とにかくその用途は無限大なのです。ベルギー国内をはじめヨーロッパでは、お祝い事には欠かせないお菓子として、ドラジェを贈ることが習慣になっています。
チョコレートにこだわりのあるベルギーの人々を満足させる美味しい『ヴァンパリス』のドラジェ。結婚式や出産、イースター、クリスマスなど、いつも楽しい思い出とともにある、幸せを運んでくれる伝統菓子です。
※掲載情報は 2017/11/30 時点のものとなります。
- 5
キュレーター情報
ブリュッセル首都圏政府貿易投資局
ベルギー・ブリュッセルへようこそ!ヨーロッパの首都でありその文化の中心にあるブリュッセルには、甘いもの好きや食通を喜ばせる美味しいものがあふれています。 ノイハウスが考案したプラリネチョコレート、芽キャベツ(英名ブラッセルスプラウト)、そしてブリュッセルの典型的なグーズ・ランビック・ビールなど。しかし、それほど知られておらず、試してみる価値のある特産品が他にもたくさんあります。
サラダや前菜、グラタンとして出されるチコリ、ストゥンプ(野菜入りマッシュポテト)、プラトキーズ(ブリュッセルのチーズ)など、名物を出すレストランも数多くあります。
街歩きをしていると、キオスクやフードトラックから、ワッフル、カラコル(巻貝)、そしてもちろんベルギー発祥の「フリッツ」と呼ばれる、いろいろなソースをつけて食べるフライドポテトのおいしそうなにおいが通りのあちこちから漂ってきます。
私達は地元生産者のプロモーションに誇りを持っており、ブリュッセルに関する魅力あふれる情報を皆様にお届けします。