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お鍋のおいしい季節がやってきます。ちゃんこ鍋、豆乳鍋、キムチ鍋、湯豆腐、しゃぶしゃぶとさまざまなお鍋がありますが、どのお鍋に合わせても最強の調味料が「ラー油」です。今回はひとつあると重宝する「ラー油」をお届けします。お鍋以外にも、餃子やラーメンはもちろん、スープや野菜炒め、ご飯のおともにと、ラー油の合う料理は無限大にありますので、この機会にお好みの一本を見つけてみてくださいね。
ハバネロの4倍の辛さ! 硫黄島唐辛子が味をぐっと引き締める「薬膳島辣油」
小笠原諸島に自生する“硫黄島唐辛子”を中心に、花山椒・ウコン・アロエ・松の実・クコの実など体に良い食材がたくさん入っている「薬膳島辣油」は、料理研究家の石松利佳子さんのお気に入り。硫黄島唐辛子は1.5mととても小さく、その見た目の可愛さとは裏腹に、世界一辛いともいわれる唐辛子です。その辛さはなんとハバネロの約4倍だとか。辛いだけでなく、風味が豊かなのも特徴で、ちょっと使うだけで味がぐっと引き締まります。
2種類の唐辛子をミックス! 香りあふれる奥行きを感じる「よっちゃんラー油」
食文化研究家の後藤晴彦さんが愛用している「よっちゃんラー油」。中国産の一味唐辛子と韓国産の粗挽き唐辛子をブレンドした上に数種類のスパイスを加えた菜種油を、2時間ゆっくり加熱して少し時間をおいて熟成させています。瓶をあけると香りがあふれるように広がり、食指を誘います。後藤さんは、そうめんのつゆにたっぷりと絡めたり、卵かけご飯に加えたりと、ラー油ライフを楽しんでいるようです。
小千谷産“かぐら南蛮”を使用! 奥深い緑色が美しいさわやかな「みどりのラー油」
フードジャーナリストのはんつ遠藤さんがご紹介してくれたのは、珍しい緑色のラー油。新潟県小千谷市で大正10年創業の『わたや』から販売されている「みどりのラー油」は、冬場には雪が4mも積もる小千谷市で周辺でしか栽培されない“かぐら南蛮”という、ピーマンのような形の珍しい唐辛子が使われています。上質感を感じるさわやかな香りがひろがり、後からやさしく伝わってくる辛さのラー油は、和食にもよく合いますよ。
三田ホテルの料理長考案! 15種を絶妙に配合した食べるラー油「金城旨醤」
ホテル評論家の瀧澤信秋さんイチオシは、兵庫県三田市の『三田ホテル』内にある中華レストラン『中国料理 皐花飯店』の「金城旨醤(かねしろうまいジャン)」。料理長によるオリジナルの食べるラー油は、干し海老、生姜、胡麻、韓国辛子醤油など、15種の素材を用いた絶妙な調味料配合が光り、奥深い旨味を生み出しています。家庭料理で用いられることも考え、使いやすい万能も備えたまさに万能調味料といえる逸品です。
“9割が牛タン”のキャッチは本当だった! ごはんが止まらない「牛タンラー油」
“ごはんにかけるの禁止!”と、トータルフードプロデューサーの小倉朋子さんが制するのは「牛タンラー油」。宮城県仙台市で牛タンを一筋に手がける『陣中』のオンラインショップで一番人気を誇る食べるラー油です。歯ごたえや旨味がしっかり感じられる牛タンがかたまりでゴロゴロとはいったラー油は、ごはんにかけると箸が止まらなすぎるため、思わず制する言葉がでてきたのそう。オムレツとの相性も抜群なのだそうですよ。
ごま料理専門店が手がける! イタリア唐辛子を使ったホットな「ごまだれ赤」
福岡のごま料理店『ゴマカフェ マルニ』がお店でも提供するたれを専門に販売する『ごまだれや』。「ごまだれ」は通常のものと、イタリア唐辛子のピッコロとにんにくで作ったラー油を加えた「ごまだれ赤」の2種類あります。ピリッとした辛さの中に深い旨味があるごまだれです。お鍋にはもちろん、料理の隠し味として、豆腐や麺類のほかにお刺身など意外なメニューにも一役買ってくれます。
ラー油好きに試してほしい! 味を引き締め甘さを引き立てる「島とうがらし」
ラー油ではありませんが、お鍋に添える辛味として一度お試しいただきたいのが「コーレーグス」です。沖縄の調味料で島とうがらしの別名でも呼ばれます。地元では沖縄そばや汁ものをはじめ、ゴーヤチャンプルーやラフテーなどにもかけて食べる人も多い万能調味料で、料理の味を引き締めつつも甘みを引き立たたせ、くせになる辛さが余韻を残します。豚しゃぶや湯豆腐など、一度味をしめるとさまざまな料理に試してみたくなりますよ。
※掲載情報は 2017/11/26 時点のものとなります。
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