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一粒に隠された美味しさの哲学
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ベルギーチョコレートの美味しさを語るならば、そのなめらかな口どけやカカオの香りそして、レシピの豊富さをあげることができるでしょう。世界に美味しいチョコレートは溢れていますが、これほどまでにチョコレートひと粒ひと粒に意味を持たせるように多くの種類を生み出しているのは、チョコレート王国ベルギーならではなのではないでしょうか?
とろけるようなガナッシュを詰めたトリュフ、様々なフレーバーを駆使し風味や食感を生み出すボンボンショコラ、そして、ドライフルーツやナッツを使ったチョコレート。数えられないほどのチョコレートが日々作り手の試行錯誤を経て生み出されています。
ベルギー国内でも、チョコレート激戦区であるブリュッセルで誕生したショコラティエ「ローラン・ジェルボー」。美術の丘と呼ばれる王宮近くに、深紅のカラーで彩られたショップがあります。
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新進気鋭のショコラティエ、ローラン・ジェルボーさんはこれまで、数々の賞を受賞してきた実力派。素材の特徴を生かし、伝統に捕らわれずジェルボーさんの豊かな創造力でこれまでにないチョコレートを数々生み出してきました。
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ショップに併設された工房では、そんなジェルボーさん自らが講師をつとめるワークショップを体験することができます。
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テーマはずばり「チョコレートを知る」。お皿にのせられたチョコレートは、基準となるフラットな味のチョコレートをテイスティングすることからはじまり、カカオの配合率、産地の違うものなど、まずはカカオの特徴を学びます。次に、チョコレートと一緒に味わう素材との組み合わせを学んでいきます。ナッツ、ドライフルーツなどと一緒に味わうことで、「甘味、塩味、酸味、苦味、うま味」の変化を感じます。例えば、塩味のピスタチオはチョコレートをより甘く感じさせ、また、酸味の強いクランベリーはチョコレートの後味をさっぱりとさせます。
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ワークショップの最後には、自分だけのタブレットチョコレートを作ります。10種類を超えるナッツやフルーツ、カカオニブなど本格的な素材を使って、食感や風味を考えながら、オリジナルチョコレートを完成させることができます。
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完成したチョコレートは持ち帰って、ゆっくり楽しむことができます。自分だけのオリジナルチョコレートは、また違った美味しさの発見にもつながります。
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中国を旅する中で様々なインスピレーションを得たというジェルボーさんはチョコレートの魅力をもっと引き出していこうと、アジアでは欠かせない生姜や柚子、唐辛子といった素材を組み合わせたり、定番商品のオレンジピールを使ったチョコレートについても、より苦味の強いグレープフルーツを使うなど、様々な工夫で新たな味を作り続けていきます。
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ジェルボーさんがベースとして使っているチョコレートは、ペルー・マダガスカル・エクアドルなどと産地も様々。カカオ含有量70%以上でも、マイルドな風味であまり苦味を感じさせないチョコレートを選んでいるそうです。
ショップはブリュッセルに構えた1店舗だけ。店内からはガラス張りの工房も覗けて、実際にジェルボーさんの姿も見ることができます。日本でも期間限定で出店するなど、その知名度も高まりつつある「ローラン・ジェルボー」。新しいベルギーチョコレートの魅力を発見できるワクワクするようなチョコレートに出会えます。
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※掲載情報は 2017/11/15 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ブリュッセル首都圏政府貿易投資局
ベルギー・ブリュッセルへようこそ!ヨーロッパの首都でありその文化の中心にあるブリュッセルには、甘いもの好きや食通を喜ばせる美味しいものがあふれています。 ノイハウスが考案したプラリネチョコレート、芽キャベツ(英名ブラッセルスプラウト)、そしてブリュッセルの典型的なグーズ・ランビック・ビールなど。しかし、それほど知られておらず、試してみる価値のある特産品が他にもたくさんあります。
サラダや前菜、グラタンとして出されるチコリ、ストゥンプ(野菜入りマッシュポテト)、プラトキーズ(ブリュッセルのチーズ)など、名物を出すレストランも数多くあります。
街歩きをしていると、キオスクやフードトラックから、ワッフル、カラコル(巻貝)、そしてもちろんベルギー発祥の「フリッツ」と呼ばれる、いろいろなソースをつけて食べるフライドポテトのおいしそうなにおいが通りのあちこちから漂ってきます。
私達は地元生産者のプロモーションに誇りを持っており、ブリュッセルに関する魅力あふれる情報を皆様にお届けします。