花からつくるシロップ!イギリス伝統の「エルダーフラワーコーディアル」でヘルスケア

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ハーブの力で元気に!

イギリスでは、6月になるとエルダーフラワーが咲き、マスカットのような匂いが街中に漂います。毎年、この匂いがすると初夏が来たんだなと感じます。
エルダーは、花、葉、果実、樹皮すべてが役立つ植物といわれています。魔除けのハーブとしても知られていて、家の入り口や生垣に植えられることもあります。良いことづくしのエルダーの花を使って、昔から家庭で作られているのが、「エルダーフラワーコーディアル」というシロップです。滋養強壮や風邪の予防にもよいとされています。作り方はいたってシンプル。煮詰めた砂糖水にエルダーフラワーを漬け込んでつくります。このシロップは、お水や炭酸水、寒い日にはお湯で割って飲んだりします。

花からつくるシロップ!イギリス伝統の「エルダーフラワーコーディアル」でヘルスケア

最近では、あまり家庭でつくられなくなってきました。理由は、市販の「エルダーフラワーコーディアル」の味がおいしいからだと思います。僕も実家に帰った時に試しに作ってみましたが、シロップにハーブを入れて寝かせておいたら次の日に蟻だらけになっていました。そんな事もありますので、市販の「エルダーフラワーコーディアル」をおすすめします!

 

イギリスで一番人気のあるのがベルボアの「有機コーディアル エルダーフラワー」です。マスカットや青リンゴのような爽やかな香りが特徴です。僕のお店でも時々エルダーフラワーコーディアルを使ったパイやゼリーを販売しています。お水やお湯、炭酸水で割る他にも、お酒に入れたりといろいろ試してみるのも面白いかもしれませんね。

※掲載情報は 2017/11/03 時点のものとなります。

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キュレーター情報

イアンギビンス

「SWAN&LION」オーナー

イアンギビンス

イギリス西部の街ブリストル生まれ。10代の頃、母親の影響から料理に関心を持つ。ロンドンで弁護士として働いたのちオーストラリアへ移住。オーストラリアで自家製の果実や野菜の保存術に目覚め、イングリッシュ・チャツネやピクルスやジャム作りを始める。仕事で来日した日本で、日本料理の奥深さや食材のクオリティーの高さを実感し、2015年に日本の食材を使って英国伝統のミートパイをはじめ日本ではなかなか味わえないスイーツを中心に販売し、ケータリングも行う「SWAN&LION」を市ヶ谷にオープン。イギリスの伝統を継承しながらも、日本のテイストを取り入れていくスタイルが評判となり、多数のメディアでも取り上げられる。

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