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オーダーしても食べたいチーズケーキ
JR日立駅海岸口から徒歩数分、海の近くにひっそりと佇む老舗料亭「三春」に、2013年2月14日にオープンした喫茶部「オキーフと三春」。そこの名物チーズケーキがホールケーキで自宅に届きます。
創業70年という時代の流れを感じるレトロ風情のある空間は、非日常的な時間がゆったりと流れます。アメリカの巨匠ジョージア・オキーフから名前をとった「オキーフと三春」のパティシェ、井上克展クンはアメリカ・ニューオリンズに留学した経験からカフェ文化に目覚め、代々木のレストランで修行を積みました。いつ行っても「ここ海外?」と思うほど外国人で賑わいのあるそのアメリカンダイナーのようなレストランで出されたデザートは、口に入れると素朴で飾り気がないけれど、温かな気持ちになるお菓子でした。
そんな井上クンが次に選んだのが老舗料亭の調理場。アンバランスなようでいて、もしかしたらこっちのほうがしっくりくるみたいなレシピのチーズケーキは、しっとりとしたビターなココア生地の台に濃厚なチーズを組み合わせ、甘さ控えめに仕上げた自信作。
チーズケーキって、材料も作り方もそこまで複雑ではないから世の中に溢れかえるほどありますが、「ここのチーズケーキしか食べたくない」と思うくらいのチーズケーキってなかなか出会えません。もったりみっちりとした濃厚なチーズケーキに、さらにねっとりとしたココア生地の台とのバランスが絶妙で、ずっとこのチーズケーキのファンだった私に、わざわざ刺繍教室のみんながお誕生日にお取り寄せしてくれて、サプライズで祝ってくれた今年のバースデーを私はずっと忘れないと思います。
※掲載情報は 2014/12/20 時点のものとなります。
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キュレーター情報
日本紅茶協会名誉ティインストラクター
岡田美里
聖心女子大学卒業、28歳から3年連続で「婦人女性誌の表紙を最も多く飾った女性」に選出、「カリスマ主婦」と日本で初めて言われ、料理教室は4年後の予約まで埋まった。テレビ朝日の芸能人料理番付「愛のエプロン」で最終首位となる。2006年にデンマーク王室御用達180年の老舗紅茶店を日本に招聘し、2012年から日本紅茶協会認定名誉ティーインストラクターとなる。50歳を超えてからは体力のいる料理教室は引退し、紅茶店経営の頃からスタートした紅茶と刺繍教室のみ続けている。本業はデンマークで35年の歴史をもつアクセサリー「トロールビーズ」の輸入総代理店の代表者、全国に23店舗を展開しチーフブランディングオフィサーを務めているが、どちらかというとスタッフのお母さん的存在。プロモーションも兼ねた「イレブンシズ(am11:00)のお茶会」に力を注ぐ日々。祖母はデンマーク人、父はE.H.エリック、叔父は岡田真澄。
グラフィックデザインを手がけるモデルの長女(24)、造形学部建築インテリア学科の大学生(20)の次女がいる。
現在幼馴染のパートナーとジェットコースター人生を驀進中。