眠られぬ夜には、ハーブティー

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オーガニックで安心のハーブティー

1日のはじまりは、お茶からはじまります。大体紅茶が多いのですが、気分によっては焙じ茶や、ハーブティーを飲んでいるのです。コーヒーは飲まないわけではなく、仕事場ではエスプレッソマシーンや、ドリップで香りの高いコーヒーを楽しんでいるのですが、そう考えると相当の種類の茶を毎日飲んでいるわけですね。なぜ、茶を飲むかと考えると、喉が乾いているから、リラックスしたいから、何となく‥‥‥。青山にサバスというフレンチレストランがありました。(サバスのシェフは谷昇さん。現在谷さんはル・マンジュトゥーのオーナーシェフ)
サバスで食後に「コーヒー」にしますか?、「アンフュージョン」にしますか?と聞かれたのですが、アンフュージョン?その頃、アンフュージョンなんて言葉は知らなかったのですが、好奇心で、そのアンフュージョンとかを頼んだのです。
少し薄緑黄色の液体が、カップに入ってだされました。ひと口飲んでみると、口中爽やかな味でした。しかし、段々身体が熱くなり、汗が滲みだして何だか気持ちが高揚してきたのです。さらに、もう,1杯お代わりをしましたが、どんどん自分が元気になってきたような感じがしたのです。「アンフュージョン(Infusion)」はフランス語ですがハーブティーのことだったのです。アンフュージョンはお茶や薬草などを浸して成分を振り出すことで、煎じる事の意味なのです。お茶には薬効がありますが、特にハーブティーには、薬効効果が強いものも多くあります。この時から、それまで、ハーブティーってお茶の仲間くらいにしか認識が無かったのですが、アンフュージョン=ハーブティーに目覚めたのでした。

 

話は変わって、年末をスペイン・マドリッドで年越しした時のことです。スペインでは年が変わる時刻に、自分の年の数だけ葡萄を食べるという風習があるそうですが、その日は、晩ご飯を食べ終わったのですが、まだ、大晦日のカウントダウンには間があり、現地でガイドをお願いしたガイドさん達と、バルのはしごをしていて、大量のお酒を飲んでしまったのです。翌日は元旦なのですが、自分史上最大最悪の二日酔いになってしまったのです。こんな苦しい思いは自業自得なのですが、翌日まで続きました。その時にガイドさんが、「二日酔いに効く良いハーブティーがあるよ。」と教えてもらったのが「マンサニージャ コン メンタ」で、早速購入して飲んでみたのです。ティーパックでお湯を注ぐだけのものですが、飲んでいると、二日酔いの不快感が治まり、気分が大分よくなってきました。ガイドさん曰く「スペインでは、何かあると、とにかくマンサニージャを飲みなさいと」言われていますが、私はこれにメンタの入ったものが好きです。スペインでは、ハーブティー、紅茶、緑茶などをまとめて、インフシオン(Infusion、煎じ茶)と呼びますが、フランス語のアンフュージョンと同じです。マンサニージャは、カモミールティのことで、これにメンタ(ミント)が加わっているので、とてもこの効果に驚きました。それ以来、体調が優れない時にはハーブティーをよく飲む様になりました。

眠られぬ夜には、ハーブティー
眠られぬ夜には、ハーブティー

さて、今回紹介するのはイギリス・クリッパーのハーブティーです。クリッパーティーの茶葉はアフリカ、インド、スリランカの最上級の茶園から調達されたナチュラルなオーガニックティーで、イギリスのオーガニック認証機関(SOIL ASSOCIATION ORGANIC)の認証と、日本においては有機JASの認証を得ているのです。スプーンをあしらったクリッパーハーブティーは全部で17種類もありますが、この中から3種類を選んでみました。「オーガニック カモミールティー」は、有機栽培されたカモミールの花のみで作られた、明るい黄金色のハーブティー。「オーガニック レモン&ジンジャーティー」は、ジンジャーとレモングラス、カンゾウ、レモンの皮を配合した、ほんのりとした甘みと、ほどよいレモンの酸味が爽やかなハーブティーで、そして、「オーガニック ハーブティー スノア&ピース」は、カモミールとラベンダーのフローラルな香りと、レモンバームの爽やかな香りのバランスが心地よい、癒しの有機ハーブティーで、ノンカフェインで眠れない夜に飲むと効果があるとわが家のオクサマの推薦でした。もう少しハーブティーの勉強をして、どの時にどのハーブティー飲んだら良いかこれから生活に取り入れたいですね。

眠られぬ夜には、ハーブティー

※掲載情報は 2017/10/06 時点のものとなります。

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後藤晴彦(お手伝いハルコ)

アートディレクター・食文化研究家

後藤晴彦(お手伝いハルコ)

後藤晴彦は、ある時に料理に目覚め、料理の修業をはじめたのである。妻のことを“オクサマ”とお呼びし、自身はお手伝いハルコと自称して、毎日料理作りに励んでいる。
本業は出版関連の雑誌・ムック・書籍の企画編集デザイン制作のアート・ディレクションから、企業のコンサルタントとして、商品開発からマーケティング、販促までプロデュースを手がける。お手伝いハルコのキャラクタ-で『料理王国』『日経おとなのOFF』で連載をし、『包丁の使い方とカッティング』、『街場の料理の鉄人』、『一流料理人に学ぶ懐かしごはん』などを著す。電子書籍『お手伝いハルコの料理修行』がBookLiveから配信。
調理器具から食品開発のアドバイザーや岩手県の産業創造アドバイザーに就任し、岩手県の食を中心とした復興支援のお手伝いもしている。

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