親しい仲間を自宅に招いての食事会やホームパーティーでは、どんな飲み物を用意しますか？ 料理に合うものなら言うことなしですが、乾杯用、デザートと一緒に、食後のひとときの歓談タイムになど、目的やシーンに応じていろいろな飲み物が出てきたら、ゲストはきっと感激するのではないでしょうか。そこで今回は、あるだけで注目を集めて話題になる、ちょっと珍しい飲み物をご紹介します

ワインやビールよりずっと昔から存在していたお酒は、はちみつ酒なのだとか。古代ギリシアでは「神々の酒」として崇められ、ジュリアス・シーザーやクレオパトラも愛飲したというほど、長い歴史があるお酒なのですね。福島県会津市にある「峰の雪酒造場」では、トチの花から採取されたはちみつを飯豊山系の伏流水で希釈し、酵母を加えて1カ月間醸造させた「美禄（みろく）の森」というはちみつ酒を造っています。原料はシンプルにはちみつと酵母と水のみ。どことなくはちみつの香りがしますが、味わい的にはクセがなく、ほんのり甘酸っぱい爽やかな味わい。アルコール度数は11%で一般的な白ワインよりもやや低め。食前酒や食中酒でもいけそうですが、できればこれ単体でじっくり味わってみてほしい。そんなお酒なのです。

「パラダイ酒」というお酒。ネーミングはもちろん、パラダイス（楽園）から来ていることが明白ですが、ダジャレかよ！と一蹴するのはお待ちを。まるで上質なシャルドネやシャンパーニュを連想するような味わいで、口に含めば目を閉じてうっとりしてしまう…そんな魔力を持ったお酒なのだそう。無肥料無農薬で育った天然稲麹を使い、徹底したオーガニックを貫いているのに、美味しいのです。そのクオリティの高さは世界的なレストランの「noma」を虜にしたほど。おすすめのグラスは、リースリンググラスやシャンパングラス。美の追求に余念のない女性たちに喜ばれること請け合いですね。

毎年秋に収穫されるりんごを冬に雪の中で保存し、春の雪解けの頃に取り出す。そうして生まれるのが「雪室（ゆきむろ）りんご」です。冷蔵保存するのと違い、水分や酸味が抜けて美味しさが奪われることがなく、獲れたての状態で春を待つ。とても貴重なりんごです。そんな雪室りんごを使ったシードルが、このたび新登場しました。青森県西目屋村（にしめや）の「西目屋雪室シードル」です。8月1日から販売が開始していて、販売数は限定300本。そんなプレミアムなところも、話のネタになりますね。

女性が多く集まるパーティや女子会におすすめなのがこちら、ビビッドな色合いの微発泡スパークリングワイン「マバム」。繊細・上質・グラマラスという意味で作られた造語ですが、まさにその名の通りパッとテーブルの上が華やいでSNS映えも文句なし！あざやかな液体の中にラメがキラキラと輝く不思議なドリンクです。これで乾杯すれば、一気にテンションも上がりそうですね。抜栓する直前や人に見せる前に、よくふって沈殿しているラメを溶かしておくと、オーロラの様な対流が楽しめます。

マンゴーそのものという感じの、濃厚でナチュラルな味わい。とろりとした舌触りの後に、アルコールがふわっと追いかけてきます。それがこちら、スペイン産マンゴーのリキュール「Sabor a Mango」です。原料のマンゴーは、スペインのマラガ産。農園の中でも特に日当たりの良い南向きの畑で育ったものを選んでいるそう。アルコールを加えてもマンゴー本来の風味がキープできるよう、完熟した果実をゆっくりろ過して作られています。おすすめは、食後にストレートで。スパークリングワインで割ると、マンゴーの甘さにスパークリングワインのかすかな苦み・酸味が加わり、大人味のカクテルに。そのままバニラアイスやかき氷のソースに使う贅沢な楽しみ方も可能です。

最後にご紹介するのは、いつでも手軽に炭酸飲料を作ることができるマシン「ドリンクメイト」。水だけではなく、ジュースやお酒など、果肉の入っていない液体なら何でも炭酸飲料にすることができるという優れものです。しかも、ガス注入ボタンを押す回数によって炭酸の濃度が調節可能。気の抜けたスパークリングワインだって、シュワシュワ感がよみがえるという裏技も使えちゃいます。人が集まる場所にこのマシンがあれば、たちまち注目の的となるはず。ゲストの目の前で炭酸飲料を作って、ワクワクした気持ちを体験してもらえます。「ドリンクメイト」はお手入れも簡単で、電気を使わないので屋外でも使えるのがポイントです。