もはや料理酒の域ではない? これは清酒です!

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まろやかでどんな料理にもうまく馴染む、隠し味に琥珀色の清酒

もはや料理酒の域ではない? これは清酒です!

福島の応援ツアーで、蔵元巡りを企画しました。西白河郡矢吹町にある大木代吉本店さんを訪ねたときに、「これ入れると料理の味が全然違いますよ~」と思わずツアー参加の皆さんにお勧めしたひとつが、こちら。料理専門家や老舗割烹などプロも使っている料理酒です。

まろやかでどんな料理にもうまく馴染むんですよね。炊き合わせなども素材同士をうまく融合します。玄米と酒粕が入っていて、香りが独特で、製造してから毎日発酵しているから、色も日を追うごとに琥珀色に変わってきます。種別は「清酒」ですが、色が別の飲み物のようで、キレイな色ですよね。冬は酒作りですが、夏は自社田でコメ作りをされているこだわりに感激しました。

大木代吉本店がある矢吹町は震災の被害も大きく、14棟の蔵のうち5棟が全壊したそうです。私がツアーで伺った際も、崩壊した後が多々残っていましたが、それでも酒作りに意欲的にされていらっしゃいました。

「飲んでもおいしい料理酒」を目指して研究を重ねて作られたそうですが、そんなことしたら「呑む人」だったらおいしくて、すぐ無くなってしまいそうですね!

※掲載情報は 2014/12/17 時点のものとなります。

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キュレーター情報

小倉朋子

(株)トータルフード代表/トータルフードプロデューサー

小倉朋子

(株)トータルフード代表取締役/亜細亜大学講師/「食輝塾」主宰/日本箸文化協会代表/農水省関東農政局食育推進ネットワーク幹事/ジャパンビアソムリエ協会マナー顧問/(社)エチケット・マナー協会理事

来世も再来世も食の仕事を!生粋の食マニア。トレンド、食文化、お取り寄せ、マナー、ダイエット、食育、伝統食…専門は広く、多角的に食の提案しています。どんなメニューも可能、店舗、食品関連のメニュー開発から一連のフードプロデュース多数。世界の食事マナーと食を総合的に学び生き方を整える「食輝塾」主宰。20年近く一度も同じ内容せず毎月開催を更新中!

●メディア
NHKラジオ番組3年以上レギュラー講師、日テレ「世界一受けたい授業」、テレビ朝日「芸能人格付けチェック」、はなまるマーケットなど出演、新聞、雑誌連載

●著書
『私が最近弱っているのは毎日「なんとなく」食べているからかもしれない』(文響社)、『世界一美しい食べ方のマナー』(高橋書店)、『愛される「ひとり店」の作り方』(草思社)、『「いただきます」を忘れた日本人』(アスキー新書)、『グルメ以前の食車マナーの常識』(講談社)ほか、ベストセラー多数

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