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名だたる大会で振舞われるリキュール
イギリスは、雨が多いイメージがあるかもしれませんが、6月から8月の夏にかけてはカラッとした晴天が続く事が多く、30度を超える真夏日になる事も珍しくありません。そんな時は、家族や友人とバーベキューやガーデンパーティーを楽しみます。その時に欠かせないのがクラシックカクテル「ピムズ」です。もともとは、ロンドン紳士の間で人気になった事から、洗練されたイメージがあります。今でも、ウィンブルドン全英テニス選手権大会やロイヤル・アスコット競馬、ヘンリー・ロイヤル・レガッタなどのイギリスを代表する名だたるイベント会場で飲まれる伝統的なリキュールです。
もともと、ロンドンの金融街でオイスターバーをはじめたピム氏が、作ったオリジナルカクテルですが、現在ではどの家庭でもこの「ピムズ」にきゅうり、ミント、レモネードを入れて飲まれています。日本でも簡単につくることができますので、ピムズのカクテルで優雅なひと時を過ごして、日本の猛暑を乗り越えましょう!
※掲載情報は 2017/08/30 時点のものとなります。
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キュレーター情報
「SWAN&LION」オーナー
イアンギビンス
イギリス西部の街ブリストル生まれ。10代の頃、母親の影響から料理に関心を持つ。ロンドンで弁護士として働いたのちオーストラリアへ移住。オーストラリアで自家製の果実や野菜の保存術に目覚め、イングリッシュ・チャツネやピクルスやジャム作りを始める。仕事で来日した日本で、日本料理の奥深さや食材のクオリティーの高さを実感し、2015年に日本の食材を使って英国伝統のミートパイをはじめ日本ではなかなか味わえないスイーツを中心に販売し、ケータリングも行う「SWAN&LION」を市ヶ谷にオープン。イギリスの伝統を継承しながらも、日本のテイストを取り入れていくスタイルが評判となり、多数のメディアでも取り上げられる。