パリ発フレーバーティーの最高峰「テオドー」で楽しむ紅茶の時間

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紅茶王子が手がけるカロリーゼロ、レモンメレンゲパイのフレーバーティー

子供のころから朝はパンと紅茶で始まるのが我が家の慣わしで、いつしか家族を代表して美味しい紅茶を見つけることが私の役目となりました。紅茶のブランド言えば英国のブランド。オレンジペコー、イングリッシュ・ブレックファストティー、ダージリン、アールグレー…。その後次第に日本でもフランスのフレーバーティーが多く紹介されるようになってからは、フレーバーティーの本場はフランスと確信。パリに出張する度に新しい紅茶店を回り、様々なフレーバーティーを試すようになりました。香りというものは瞬間的にいろいろなところへ連れて行ってくれるマジックです。紅茶は単なる飲み物ではなく、時間を楽しむために味わうもの、これこそフランス人のアール・ド・ヴィーヴル(生活芸術)なのです。

パリ発フレーバーティーの最高峰「テオドー」で楽しむ紅茶の時間

そんな中10年ほど前、日本にローチングしたばかりのパリの紅茶専門店のオーナーの通訳をする機会に恵まれました。その人の名はギョーム・ルール。2002年若干26歳で自らの紅茶ブランド『テオドー』を立ち上げた人です。まさに私の前に現れたのは紅茶王子!エレガントな物腰、もともと作家であるというルール氏のその豊かな言葉の表現力に私は圧倒されました。ブランド名『テオドー』にはいろいろな意味が込められていますが、驚くべきはそのクリエーション。50を超えるフレーバーティーの香りとネーミングにはひとつひとつテーマがあることです。

パリ発フレーバーティーの最高峰「テオドー」で楽しむ紅茶の時間

たとえば一番私が感動したのは、「サン・コンプレックス」という名前のレモンメレンゲパイのフレーバーティーです。紅茶なのに、もちろん甘くないのですが、レモンメレンゲパイを思いっきり丸かじりしているような錯覚を覚えるほどの香り。「サン・コンプレックス」とはフランス語で“罪の意識なく”と訳せます。つまりこの紅茶を飲む限りカロリーはゼロで、太る心配もなく、お茶の時間の定番菓子レモンメレンゲパイを食べているかのような満足感を楽しめるのです。

パリ発フレーバーティーの最高峰「テオドー」で楽しむ紅茶の時間

さらに「テオドー」が素晴らしいのは、茶葉へのこだわり、トレーサビリティー、そしてこれだけ複雑で豊かなフレーバーティーを天然材料だけで創り上げていることです。
普段はパリ郊外の美しい自然に囲まれたアトリエでフレーバーティーのブレンドに専念し、収穫時期には各国の茶畑を訪れるルール氏。これから生まれるフレーバーも楽しみです。
あまりにもフレーバーの種類が多くて、どうやって選んだらよいか迷うところですが、15のカラーチャートからその日の気分に合わせて色を選べば好みの香りの紅茶にたどり着くことができます。フレーバーティーは、ブラックティー、グリーンティー、ハーブティーベースがあり、ノンフレーバーのプレーンティー(ティーとハーブティーベース)ではフレーバーティーのベースである茶葉の素晴らしさを存分に味わえます。ご自身の直感を信じて、お気に入りのフレーバーを見つけてください。

※掲載情報は 2017/08/26 時点のものとなります。

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キュレーター情報

勅使河原加奈子

フードプランナー&フランス語通訳

勅使河原加奈子

東京都生まれ。学習院大学文学部フランス文学科卒。ワイン専門商社勤務後、フランス人シェフ招聘ビジネスに7年半関わり、2000年フードデザイン&イベントプランニングCREMA設立。フランス人シェフの招聘を続ける傍ら、ハチミツ専門店のMD企画、ホテル・レストランのオープン・リニューアルのアドバイス、洋菓子専門誌編集、フランスわさび栽培コーディネート、百貨店内フードショップMD企画、仏レストランブランドの商品開発のアドバイス、洋包丁輸出コーディネートなどを経て、食イベントの企画制作、レストランのHP制作、食の撮影コーディネート、イベントのPRコーディネートなど食全般の仕事に携わる。同時に料理・ワイン・製菓・製パンに特化したフランス語専門通訳者および翻訳家(翻訳本「ジョエル・ロブションのすべて」)としても活動。2011年秋以降、地方創生、地方食材のリサーチとフランス人シェフへの紹介、国内外での燗酒の普及にも携わる。

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