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特急「しまかぜ」に乗って、サミットの会場となった三重県賢島の「 志摩観光ホテル」へ。
各国首相、大統領が召上った豪華なフレンチフルコースの「サミット ディナー」をいただきました。
素晴らしいワインもいただきました。贅沢で嬉しいお仕事でした。
いつも、仕事やお付き合いなどでフルコースが続いた時は、ダイエットというほどではないのですが
カロリーの取り過ぎを調整するため、以前から「あらめ」をご飯に混ぜて炊き、それを食べて過ごしています。
少しの量でも「あらめ」でお腹がいっぱいになり、カルシウム、カリウムをはじめ、糖質の代謝を助けエネルギーをつくり出すビタミンB1などが豊富に含まれているため、身体のリセットにちょうど良いと感じています。
東京ではなかなかなく、目にすると必ず数袋まとめて買うのですが、今回初めて「あらめ」が三重県で取れるものと知りました。
三重県鳥羽市相差の「あまの小屋」で、最初に出て来たのが「あらめ煮」でした。
私が知っている「あらめ」は細かく刻んであるもので、本当は結構大きな海藻です。
この辺りの海女さんは、「あらめ」は普段からよく食べるそうです。
そして、サザエなど焼いてもらいながら、伊勢志摩の海女さんが魔除けにと、手で縫いこんで必ず身につけている、星のマークのセーマンと格子縞のドーマンの意味を伺いました。
星形のセーマンは、一筆書きで必ず同じ場所に戻ってくることから、潜水しても必ず戻ってこられること、網になっていて悪霊とか(海女さんは、サメっておっしゃっていました)から守ってくれると教えてもらいました。
冬は寒く、危険が伴う厳しい仕事です。それでも笑顔いっぱいで、海女の話をしてくれました。
そんな、伊勢志摩の海女さん達を守ってくれている「石神社」へ行きました。神明神社の参道にある、石神(いしがみ)さんと呼ばれて、親しまれている小さな社です。女性の願い事なら、必ず一つは叶えてくれると古くから言い伝えられており、テレビなどでも紹介され、連日、多くの女性がお参りに来ているそうです。星のマークのセーマンと格子縞のドーマンが縫いこまれたお守りも買いました。
帰り道、古民家を改装したお土産物屋さんで「刻みあらめ」を見つけました。
「相差の海女さんが採った」と書かれていて、セーマンとドーマンも描かれていたので、ついたくさん買ってしまいました。
帰宅してさっそくあらめごはん。
消化がいいように、鰹節と煮干しで取った出汁で少し柔らかめに炊いています。いつもはこの3倍ぐらいのあらめを入れて、あらめの中に、ご飯粒が絡んでいるような感じなのですが……(結構、すごい画像になるので、今日はおコメを多くしました)
これからは、あらめごはんを作るたびに、あの優しかった海女さん達を思い出します。セーマンとドーマンが、ずっと守って下さいますようにと祈ってます。
乾燥あらめ35g350円
海女の家五左屋:鳥羽市相差町1406 電話番号 :0599-33-6770
「海女小屋 相差 かまど」http://osatsu.org/
「石神さん」神明神社
〒517-0032 三重県鳥羽市相差町1237
電話番号 : 0599-33-7453 (相差海女文化資料館)
※掲載情報は 2017/08/16 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フラワー&テーブルコーディネーター
鬼頭郁子
「旬を取り入れた花とテーブルの教室」は、少人数制のレッスンで着実に実力が向上すると、主婦からプロまで幅広く支持され、全国から生徒さんが通う。サロン主宰やスペシャリストを目指す方も多く、多数の教室主宰者を輩出、その育成やサポートにも力を入れる。教室運営のほか、トップブランドのコーディネートやプロモーションに関わるなど、多くの企業の花や食文化に関するセミナーをおこなっている。2014年、銀座5丁目にライフスタイルを彩るテーブルウェアなどの、セレクトショップ「イザベラ コンスタンチン」をオープン。著書も多数。