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全て手作りで限定販売される知覧茶を使用したジャム
人気のかごしま茶。その中でも「知覧茶」は独自のブランドとして知られているが、知覧茶を使ったジャムが、桜島の眺望が抜群な鹿児島を代表するデラックスホテル「城山観光ホテル」のオリジナルメイドで販売されている。
お茶といえば静岡県を思い浮かべる方も多いだろうが、実は鹿児島県は静岡に次ぐ全国第2位の産地である。鹿児島空港に降り立ち自動販売機を見ると、かごしま茶のペットボトル飲料が多く売られているのを見かける。かごしま茶は鹿児島県南部で多く栽培されているが、純粋にかごしま茶として販売されるものは少なく、他地で生産されたものにブレンドされるケースが多い。
そのような中にあって「知覧茶(ちらんちゃ)」は独自のブランドとして知られているが、そのお茶を使ったジャムが城山観光ホテルで「知覧茶ジャム」として販売されている。鹿児島県産の知覧茶を使用していることはもちろんであるが、着色料は不使用、純度の高い濃厚な生クリームと合わせ、鮮度にこだわった美味しさ。
香り高い知覧茶が、同ホテルの「パティスリーSHIROYAMA」の栄村洋樹料理長の手により一瓶一瓶手作りされ、パンやヨーグルトなどに相性抜群なジャム。渋味を抑えたほんのりとした甘さと口どけ感に心揺さぶられる美味しさで、丸ごと茶葉を使用したジャムは見て楽しい体にもやさしい逸品である。抹茶をスイーツに用いることは今や一般的であるが、知覧茶がジャムとして楽しめるとは驚き。お茶と甘味は相性がよいと改めて認識させられる。
ただしこちらのジャム、全て手作りのため販売数は限定。同ホテル内のベーカリーショップで購入することができる。城山観光ホテルは充実した内容の朝食ブッフェが全国的に有名で、常に全国ランキングの上位を占めるが、この会場でも楽しむことができる。
※掲載情報は 2014/12/15 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ホテル評論家 旅行作家
瀧澤信秋
ホテル評論家、旅行作家。All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会会員。日本を代表するホテル評論家として、利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などへの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また、旅行作家としても旅のエッセイなど多数発表、ファンも多い。2014年は365日毎日異なるホテルへチェックインし続ける365日365ホテルを実践中。「365日365ホテル 上」(マガジンハウス)として上半期のホテル旅の記録をホテルガイドも兼ねて上梓した。著書に「ホテルに騙されるな!プロが教える絶対失敗しない選び方」(光文社新書)などがある。