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1543年、フランス ヴェルサイユに、フランス国王フランソア1世のためにワインを調達する12人のワイン商人が宮廷に召し抱えられました。彼らは2世紀にわたって、歴代の王たちのためにヨーロッパ中を駆け巡り、その努力で王たちは良いワインを楽しむことができました。そのワイン商人は12人に限られ、欠員が出るまで、その商人には入ることができないという大変名誉あるものだったそうです。
その「12人のワイン商人」にちなんで命名された「レ ドューズ ド ヴェルサイユ」は、ヴェルサイユにある「ヴァン オートクチュール」社のブランドで、シャルドネとピノノワールをブレンドさせたロゼスパークリングワインです。
バラとスパイシーな香りは、ヴェルサイユにある王の菜園に咲くバラとハーブをイメージしてブレンドされ、またボトルは、ルイ王家の象徴でもある美しいブルーです。
先日、フランスの食卓芸術について、「マリーアントワネットの食卓」をテーマに講座をさせていただいたのですが、レッスンの最後に、このスパークリングを皆様に楽しんでいただきました。
マリーアントワネットが、ヴェルサイユ宮殿で実際に使っていたものと同じデザインのブルーの矢車草の食器に、ブルーのボトルがぴったりでした。
綺麗なロマンティックなロゼ色と華やかなアロマに魅了され、テンションが上がりました。
ヴェルサイユ宮殿での食卓の話、ロココ様式とネオクラシック様式の違いや、この頃の食卓のマナーなどの話をさせていただきましたが、このスパークリングのおかげで、皆様のヴェルサイユのイメージも膨らんだようで、楽しい時間になりました。
購入はホームページを通じても可能のようです。ヴェルサイユを旅した時の記念にもいいですね。
※掲載情報は 2017/07/27 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フラワー&テーブルコーディネーター
鬼頭郁子
「旬を取り入れた花とテーブルの教室」は、少人数制のレッスンで着実に実力が向上すると、主婦からプロまで幅広く支持され、全国から生徒さんが通う。サロン主宰やスペシャリストを目指す方も多く、多数の教室主宰者を輩出、その育成やサポートにも力を入れる。教室運営のほか、トップブランドのコーディネートやプロモーションに関わるなど、多くの企業の花や食文化に関するセミナーをおこなっている。2014年、銀座5丁目にライフスタイルを彩るテーブルウェアなどの、セレクトショップ「イザベラ コンスタンチン」をオープン。著書も多数。